2024年5月26日日曜日

堺浜(5月26日)

爽快に目覚めた。時刻は8時を回っている。外はしっかりと晴れている。昨日ほどの快晴ではないが、十分な晴れである。この時間なら充分遠くに行けると思って支度をしようとしたが、左膝が痛い。昨日の稽古でローキックをだいぶくらってしまった影響かもしれない。家に帰った時に少し痛かったが、一晩経てば治ると思っていた。残念ながら認識が甘かったようである。今日は、坂道はきつそうである。と言うことで平地走行にしよう。
そそくさと支度を始め出発。

9時30分 自宅出発
空気が乾いているので非常に清々しい。今日は絶好のライド日和である。
まずは大和川まで走行し、そこでで行き先を模索することにしよう。
平地走行するので、今日は堺浜あたりに行ってみることにした。西に向かって進路を切り替える。
ここを走るのは久しぶりである。多分、冬以来だと思うが、あの時は相当寒かった。大和川堤防の道は、飛ばし屋チャリ軍団がスピードを上げて走っている。そんなサイクリストを横目に途中から砂利道へ。ここは通常のロードバイクでは入って来ることが憚られる領域である。いつものように、砂利道走行して舗装路を走行していると、スピードを上げたロードバイクが走ってきた。みんな階段を担いで降りてきているだろうか?
それにしても、風が気持ち良い。もうすぐ蒸し暑い季節になるので、この乾いた空気を味わえるのはあとわずかかもしれない。
大和川沿いの道から上の道に上がる。このまま走って堺浜に向かおうとしたが、下に降りる道が見えてきた。いつもなら下には降りずこのまま行くのだが、今日は下に降りて川のすぐ横を走ることにした。たまには、気分を変えるのも良いかも知れない。
走っていたら、また砂利道が出てきた。このまま行けるとこまで行ってみよう。なんというか、ワクワク感が出てきた。最近は、舗装路ばかり走っていて、こんな冒険心を忘れていた。四国一周遍路旅の時はこんな感じだったはずである。安直なことに慣れて、冒険心を忘れていたのかもしれない。未知の世界に向けてワクワクすることこそが、自転車ライドの醍醐味であることを改めて思い出した。しかも、ここは四国の山の中ではなく、大阪なのである。迷う心配はどこにもない。こんな機会をもっと増やすすべきだろう。
砂利道を進んで行くと、大和川の河口が近づいてきた。潮の匂いが強くなってくる。

10時30分 大和川河口手前
道が途切れた。これ以上先には進めない。目の前は大阪湾である。この場所は南港になるはず。
大阪湾を眺めながら一旦休憩。それにしても、爽快な風である。
些細なことであるが、気分がスッキリした。
来るとこまで来たので、ここで折り返すことにしよう。走りながら壁をみたら、スプレーでいろいろと模様を書いてある。なかなか面白い。これまで上の道ばかり走っていたので、全く気づかなかった。いつものやり方を少しだけ変えたら、面白いものが見えてくる。
新なにわ筋まで戻って、堺浜を目指す。
途中、コンビニに寄ってドリンク補給。今日は飲む量が多い。汗がすぐ乾くため、それほど暑くは感じないが、喉は相当渇いている。

11時25分 堺浜西端休憩所到着
今日は珍しく何人かいる。ベンチに座るのはやめて、カードレールに腰掛けた。
それにしても、風が爽快である。以前来たのは、年明け早々だったので、かなり寒かった。今日は、極楽である。
ここの周回道路は相変わらずトレーニング場のようであり、ガンガン飛ばしている人がいる。

11時45分 堺浜出発
周回道路を走りながら、堺浜入り口まで戻る。途中に広場があるが、今日はとても人が多い。この天気ながら当たり前か?
そのまま走行を続け、新なにわ筋まで戻ってきた。この道を渡れば、いつものルートになるが、ここまま帰るのは気が引ける。というわけで、またまた砂利道走行するために下の道に降ることにした。川の横を走る方が数段爽快だからだ。

12時10分 川沿の道で休憩
川沿いの道まで戻ると、来るときに日光浴をしていた人がまだ寝ていた。気持ちはよくわかる。なんせ、この天気と心地よい風である。時間が許せば、いつまででも居たい。
風が気持ちいいので、まままた休憩。
今日は膝の影響もあるが、のらりくらり走っている。こんな走り方もいいかもしれない。風を楽しみ、景色を楽しむ。私が求める走り方は、これだと思った。

12時30分 出発
この場所に根が生えそうになってきたので、出発することにした。この道は、穴場である。今度走る時は、この道にしよう。
そのまま行くと、上の道に上がるところがあるが、今日は上にはあがらず、そのまま直進。道は砂利のままである。進んで行くと、いつもの舗装路まで出てきた。砂利道は、どこかで途切れていると思っていたが、結局全部繋がっていた。新しい発見である。
腹も減ってきたので食べる所を探そう。

13時10分 うどん屋到着
食べる所を探していたら、運良くうどん屋と遭遇。
席に座ったら、汗が吹き出してきた。ひたすら水を飲みまくる。店の人は飲み終わるまで待っていてくれた。今日は、暑いので冷やしうどんを注文。ミニ丼と天ぷらまでついている。腹の減っている人間には最高である。
食べたら腹が落ち着いた。

13時45分 自宅到着
着いたら、やっぱり汗が吹き出してきた。これからは、毎回こんな感じになるのだろう。
今日のライドで、少しは暑さに慣れただろうか?

今日の走行距離:50km
 
 
今日は、膝が痛いこともあって近場でのライドにした。しかし、思わぬ発見がたくさんあった。遠くばかりを目指すのではなく、身近なところに目を向けても良いかも知れない。そして、決まりきったパターンから少しだけ外すことである。日常も一緒である。少しだけ変えるだけで、違う世界が見えてくる。
なんとなく面白くなってきた。


2024年5月5日日曜日

竹内街道・南河内フルーツロード(5月5日)

気がつけば時計は8時半を回っていた。昨夜も爆睡したので爽快である。そして、窓の外は快晴。この空を見たら心が揺れる。
今日は混雑が予想されるので、走りに行くつもりはなかったのだが、気が変わった。家族は「またか!」と言う顔をしている。しかし、これは一種の病気なのである。今日は相当気温が上がりそうなので、完全夏装備で行こう。
昨日は、学生時代の部活のOB会があった。私が幹事だったのだが、幹事の仕事を忘れてひたすら飲みまくっていた。多分、ビールの量は両手の指を超えていたと思う。というか、どのぐらい飲んだかよく覚えてない。とても楽しい時間だった。
乾杯の時に先輩が、「みんなよく来てくれた。本当にありがとう!」と言っていたが、まさしくその通り。この年齢になっても、集まる仲間が居ることに感謝である。「楽しい人生の絶対条件は、一緒に過ごす仲間がいること」なのだ。前職時代、地位ばかりを求めていた人がいたが、あの人は今頃どうしているだろうか?
そんなことを考えながら準備完了。

10時25分 自宅出発
遅いスタートになってしまったので、遠くへは行けない。今日は南河内の丘陵地帯を走りながら、たっぷりと汗をかいて昨日のアルコールを抜くことにしよう。
いつもの通り、大和川ルートに出て南河内サイクルラインに合流。今日は、混雑していると思ったが、それほどでもない。多いのは、スポーツをしている人と、バーベキューを楽しんでいる人たちである。いたる所で香ばしい匂いがする。
途中で、いつものコースから外れて臥竜橋を渡り、竹内街道に向かう。まずは、ここを通って二上山の方に行ってみよう。
竹内街道のほっこりした街並みを通り抜けると、道の駅が見えてきた。

11時40分 近つ飛鳥の里 太子に到着
着いたら汗が吹き出してきた。しかし、空気が乾いているので心地良い。これで昨日のアルコールは抜けていくだろう。
休憩していたら、おばさん連中が美味しそうにソフトクリームを食べているのが見えた。迷わず即買い。これはうまい!

12時5分 近つ飛鳥の里 太子を出発
このまま二上山登山口を抜けて奈良方面に行くことも考えたが、当初の予定通り丘陵地帯を走ることに決定。
南河内フルーツロードに入り、ひたすら坂道を進む。

12時30分 持尾展望台到着
ここで一旦休憩して景色を堪能。今日は、若干霞んでいるものの絶景である。のんびりしたい気もするが、風が心地よいので、休憩もそこそこにして出発することにした。

12時40分 持尾展望台出発
ゆっくりとアップダウンを繰り返しながら進んでいたが、途中からフロントディレーラーの調子が悪く、フロントギアはアウターに入ったままになってしまった。なんとかアウターで坂を上り切ったが、これでは上り坂は厳しい。そういえば、四国一周遍路旅の時も同じことがあった。あの時はフロントギアがインナーに入ったままだったので、自転車店を探して調整してもらった。今日は、これから平地走行になるので大きな影響はないが、家に帰ったら早速整備である。もしかしたら。自転車店に直行しないといけないかもしれない。
途中、コンビニで水分を補給がてら、おにぎり食べて即出発。

13時10分 石川サイクル橋到着
ここで補給食の軽い食事を取ることにした。今日は、どこの店に行っても混んでいると思われるので、食事はこれのみである。
それにしても空の青さが清々しい。とにかく爽快である。
今日は、走って正解だった!

13時25分 石川サイクル橋出発
帰り道も混雑はなかった。バーベキューしている人の車があるのみで、走行に影響はない。おかげで気にすることなく、スイスイ走れた。
大和川まで戻ると向かい風の影響が出たが、この程度であれば全然問題ない。

14時30分 自宅到着
早い時間に戻ってきた。
しっかり汗をかいたので、今日のビールもうまいはず!
アルコールを抜くために走ったのだが、またビールのことを考えてしまった。
フロントディレーラーに注油して、何度かギアの変更動作を繰り返したら、正常に戻ってきた。今日のところは、良しとしよう。

今日の走行距離:53km

今日の写真

今日は、ウォーミングアップ程度の軽い走行だったが、爽快なライドだった。連休の割には空いており混雑もなし。観光地をはずせば、大丈夫なのかもしれない。
これからも穴場狙いで行ってみよう!
 

2024年5月2日木曜日

金剛山登山口(5月2日)

やっと晴れた。この連休は途中から天気が崩れてしまい、昨日も終日の雨降り。しかも、気温の変動が大きく過ごしにくい1週間となっていた。しかし、今回の天気予報は大当たり。予想通りの晴れである。
今日は、久しぶりに金剛山へ行ってみよう。明日から大型連休後半になるため、混雑が予想される。走りに行くなら今日である。私の勤務先は大型連休にする文化があり、今回は10連休。今は、連休中盤を迎えている。知人からは羨ましいと言われたが、勤務先の休みが多いわけではなく、他の休日を振替えて休みにしているだけである。と言うわけで、後で休んだ振替の出勤が待っている。職場に問題はいろいろあるが、これだけはメリットと言っていいだろう。
今日は、若干肌寒い感じがするので、久しぶりに冬用長袖ジャージとベストを着用。下は短パンで行こう。空は全くの快晴ではなく雲が出ているため、念のためにレインウェアも持っていこう。

9時 自宅出発
風を切って走ると、やはり冷たい。この装備で正解だった。寒暖差が大きい最近なので、服装調整が非常に重要である。
いつものように、大和川ルートに出て、南河内サイクルラインに入る。さすがに今日は平日。ほとんど人がいない。「こんな日を逃したら本当にもったいない」と改めて思った。
走っていると、冷たい風にも慣れてきた。

10時 石川サイクル橋到着
ここでいつもの通り一旦トイレ休憩。金剛山付近は雲に覆われているが、黒い雲ではない。雨の心配はないと思うが、行ってみてのお楽しみ。

10時15分 石川サイクル橋出発
サイクルラインの横に、先月見た鯉のぼりが見える。幼稚園の園児が遠足に来てはしゃいでいる。もうすぐ5月5日の「子供の日」である。
もう少し走ると、久しぶりに長い上り坂に入る。先月は千早赤坂までは来たが、その先の上り坂はしばらく走っていない。以前来たのは昨年の夏くらいだと思う。今日の走りは堪えるだろう。
走っていると予想は的中。千早赤坂から上り坂に入った途端にペースダウン。健脚サイクリストが次々と抜いていく。残念ながら、これが私の脚力なのだ。あせっても仕方がないので、鳥の声と水の音を聞きながら、ゆっくりと上ることにしよう。
途中、いつも行く蕎麦屋に立ち寄ってみたが、「しばらく休みます」との張り紙が出ている。今日は平日なので開いていないとは思っていたが、改めて残念。気を取り直して、登山口まで移動。
このコースは新緑が非常に鮮やかで、楓の木のトンネルがある。紅葉の季節であれば、立ち止まって写真を撮りまくるところだが、今日は素通りして登山口駐車場へ。

12時 金剛山登山口到着
思ったより時間がかかってしまった。体が鈍っている証拠である。
着いたら空気がひんやりして爽快。ずっとここにいたい気分である。
駐車場は、思ったより車の台数が多い。平日なので、もっと少ないと思っていたが、大型連休の人が多いのだろう。
しばらく座ってのんびりしていたら、体が冷えてきた。やはりここは高いところなのである。
腹も減ってきたので出発。

12時30分 金剛山登山口出発
冷たい風が身に染みる。ベストを着てきて本当によかった。少し降りると店があるので、そこで昼食にしよう。

12時33分 カフェもぐらの寝床到着
ここは、いつも素通りしていたのだが、初めて立ち寄ってみた。森の民族をテーマにしているようで、のんびりできる雰囲気が非常に気に入った。「ご飯ものは、おにぎりしかないです」とのことだったので、2個注文。塩にぎりだが、大きくて非常にうまい。ついでにコーヒーも注文。これがまた美味い!
これで、生き返った気がする。

 レンタルスペース&カフェ 
    もぐらの寝床

ここは、面白い本がいっぱい置いてある。コーヒーを飲みながら何冊か読ませてもらったが、早速注文したいものを見つけた。もっとたくさんの本を見てみたい気持ちと、あまりの居心地の良さので、根が生えてしまいそうである。

13時15分 カフェもぐらの寝床出発
あとは一気に下るだけ。しかし、風が冷たいのが堪える。下まで降りたところで、風が優しくなってきた。これでホッとした。
今日は、思ったより気温が上がらず、暑くもなし・寒くもなしである。ライドにはちょうど良いのであるが、風が冷たかったのが想定外だった。

13時45分 石川サイクル橋到着
ここで、またトイレ休憩。冷たい風で体が冷えたのか、今日はトイレが近い。用を足してホッとした。
今日は、平日のため人も少なく、心地良く走れている。もっと、こんな日を増やしたいものである。

14時 石川サイクル橋出発
心地良い風を感じながら、ゆっくりと走る。自宅に近づくにつれて、だんだん空気が暑くなってきた。今日は、高い所にいたのでわからなかったが、街中は暑かったのかもしれない。

15時 自宅到着
いつもより汗が吹き出してこない。これは意外!
やっぱり今日は涼しい日かなのか?


今日の走行距離:73km

今日の写真

久しぶりの坂は辛かった。もっと坂を走らないと体が鈍ってきている。しかし、空気がひんやりしており、爽快だったことが救いである。
もうすぐ暑い日が待っている。ついに、私の季節到来である。
知人からのお誘いもあるので、これまで行ったことがない所へ足を伸ばしてみよう!