2021年12月28日火曜日

2021年走り納め・金剛山登山口(12月28日)

外はどんより曇っている。一旦躊躇したが、心の声に素直に従い走ることにした。晴天の下を走るのが一番良いのだが、100%良い条件などは絶対にありえない。また、諸事情でここ2週間は全然走っていないので、体がムズムズしていることもある。
今日は、今年の走り納めにしようと思っている。振り返ると、今年はこれまで以上に「七転八倒」の年だったと思う。そんな1年を締めくくるには、やっぱり七転八倒するコースがふさわしい。と言うことで、苦手の坂道を走って金剛山登山口を目指す。
今日からついに上半身のインナーウェアも冬装備。ネックウォーマーも登場である。

9時25分出発
出発前になったら少しだけ晴れてきた。これはついている。しかも、ほとんど無風状態。昨日の強風とはえらい違いである。
いつもの大和川ルートから南河内サイクルラインに入る。今日はサイクリストとすれ違わない。みんな年末で忙しいのか?
思い起こせば、昨年の今頃はバタバタしていた。職場はテレワークに移行していたのだが、当時は検証試験の真っ最中であり、仕事納めの日も事務所に出社して深夜まで仕事をした。それを思うと、時間の余裕があるのは本当にありがたいことだと思った。

10時30分 石川サイクル橋到着
トイレ休憩を済ませて即出発。この季節は頻繁にトイレ休憩が必要である。

いつも通る滝谷不動尊の前を抜けて行こうとしたら、車両通行止めになっている。車道を人がたくさん歩いていると思ったら出店が出ている。年末なんだな〜って思ってしまった。人にぶつからないようにゆっくり進む。歩いているのと変わらないくらいのスピードである。出店をチラチラと見ながら滝谷不動尊を過ぎるといつもの走行ペースに戻る。ここからはひたすら登るだけ。山に進むにつれて雲行きがしくなってきた。そして、高度が上がるにつれて道路脇の室外計の表示が5度、4度、2度と下がっていく。この調子で行けば、登山口に到着する頃には0度近くになっているはず。本当の冬が来たことを実感した。前回は紅葉ライドだったので写真を撮りながらダラダラと進んだが、今日の景色は寒々としているので写真を撮る気がしない。停車せずにひたすら登る。登山口が近づくにつれて、路面が濡れてきており雪がちらほら見えてきた。先日の積雪が溶けていないんだろう。インナーグローブとシューズカバーをつけてきたが手と足の指が非常に痛い。
しかし、こんな日でも登山者はいる。完全に冬山登山の装備である。強者だ。ちなみに自転車で上っているのは私だけみたいだった。いつもはサイクリストとすれ違うのだが、ここでもサイクリストとは誰にも会わない。

12時20分 金剛山登山口到着。
駐車場は一面の雪。休憩後にどこかで食べたいところだが、今日はどこの店も開いてないので、ここで補給食を食べることにする。かなりの寒さなので長時間の休憩は厳しく、食べ終えて早々に出発。滞在時間は約10分。来る前は、「真夏の炎天下に比べると寒さなんて大丈夫」と思っていたが、大間違いだった。思い起こせば、昨年までのこの時期は非常に忙しく、走る機会が少なかったので、本格的な寒さを体験していない。やっぱり体験することが一番重要である。
登山口駐車場から少し下って、豆腐を買うために「山の豆腐」に立ち寄る。今日はきぬ豆腐にした。こんな日は湯豆腐が最適だ。そしてもう一つ。目の前にモンベルショップがあるので、ここにも立ち寄ることにした。ここにモンベルショップができたのは10月か11月くらいだったかな。前回来た時はこのことを知らずに素通りしてしまった。店内は非常に暖かく、ほっとする。山の用品だけかと思ったら自転車用品も置いている。私のシューズカバーは秋春用なので、今日は非常に辛かった。思わず冬用のシューズカバーを試着して即購入。そのまま付けて帰ることにした。
それにしても、下りの風は非常に冷たい。この気温の中を走るなら、中綿入りのベストなどの厳冬期装備を揃えないといけない。今年は走れる時間的余裕があるので、厳冬期もぜひ走ってみたいと思っている。
このコースは、いつもなら一気に下るところであるが、路面が濡れているのでゆっくりと下っていった。高度が下がるにつれて風が優しくなっていく。下りきったら極楽のように思えてきた。

13時45分 石川サイクル橋到着
やっぱり山の上とは全然風が違う。これはありがたい。水分補給してそのまま自宅に向かう。
南河内サイクルライン、大和川ともに風の影響はなく楽に走れた。

15時 自宅到着
豆腐が崩れていないか心配だったが大丈夫だった。これで今日は安心して湯豆腐が食べられる!

今日の走行距離:75km

今日の写真

今日は寒くて写真を撮る回数が少なかった。寒々とした景色が多かったのでよしとしよう。今日で今年のライドは終了である。正月があけたらライドを再開する。


今年は本当によく走った。そして、様々なトラブルにも遭遇し、自転車の仕組みがより深くわかった年でもあった。
今年を総括してみると、やっぱり四国一周遍路旅につきる。人によっては、「お金と時間の無駄遣い」とか、「馬鹿な行為」とか、思うかもしれない。しかし私にとっては、今後の人生を過ごしていく上で、非常に実りのあるものだった。これは自信を持って言える。

今年の気づきは以下の通りである。
細かいことをあげるときりがないが、大きくは以下の3点だと思っている。
・自己効力感が、これまで以上にアップした。四国一周遍路旅を結願したことで、自分自身に対して、より自信が持てたと思う。
・人のありがたさが身にしみた。「関わってきた様々な人のおかげで今の私がある」と言う思いが一段と強くなった。全ての人に感謝しかない。
・自分の力でどうしようもない事は素直に受け入れることができるようになった。酷暑・雨、自分の理解を超える他者の考え方・行動など、これまで以上にいろいろなことを体験した。しかし、ジタバタせずに素直に受け入れることで、人生が好転することがわかった。

こんなところだろうか。自己満足かもしれないが、少しは成長したかも?
とにもかくにも、今この時を迎えられることが、本当にありがたいと思える。

来年もさらにパワーアップしよう。
そして、生涯現役を目指して頑張ろう!

2021年12月14日火曜日

南河内グリーンロード + α(12月14日)

 外は快晴。出かける気満々だったが、家の用事でゴタゴタしてしまった。この時間からでは予定していたところに行くのは厳しい。今日は橿原神宮に参拝し、ゆっくり散策した後、明日香を廻って帰るつもりだったのだが…
もう出るのはやめようかとも思ったが、この快晴の日に走らないのは非常にもったいない。気を取り直して行くことにした。

10時40分 出発
予想はしていたが、風が冷たい。しかし、日差しは暖かい。先週と同様に上半身のインナーウェア以外は冬装備。そして、インナーグローブとシューズカバーはつけることにした。ネックウォーマーは持っていくが多分使わないと思う。
いつものように大和川ルートから南河内サイクルラインに入る。これだけ快晴の日は久しぶりである。非常に気持ちが良い。インナーグローブとシューズカバーが効いていて、指先の寒さを感じない。
南河内サイクルラインの途中にある臥龍橋を渡り、南河内グリーンロードに向かう。今日はこのコースをゆっくりポタリングしようと思う。ひたすらアップダウンを繰り返すコースであるが、たいした距離があるわけではないので、今日のような日にはちょうど良い。

11時35分 駒ヶ谷北交差点到着
南河内グリーンロードの入り口にきた。ここからは、ひたすらアップダウンが続く。頑張ろう!
走っていたらトイレに行きたくなってきた。しかしこの辺はぶどう畑ばかりでトイレはない。途中に道の駅があるのでそこまで我慢しよう。

11時45分 太子インター前到着
気温が上がってきたので暑くなってきた。インナーグローブとベストを脱ぐことにするため一旦停止。早くトイレに行きたい気持ちを抑えながらベストを脱いで出発。
平日だが思った以上に交通量が多い。トラックが横を通るときはとても怖いがこれはばかりは仕方がない。
道の駅近くに着き、左折して上り坂を走るが、道の駅が見えてこない。しまった。さっきの道は右折だった。やってしまった。人間の記憶力など本当にあてにならないもんである。このままいったらニ上山登山口まで行ってしまうところであった。Uターンして、すぐに到着。

12時15分 道の駅 近つ飛鳥の里太子 到着
速攻でトイレに駆け込む。すっきりした。日差しは暖かいが、やっぱり体は冷えている。
暖かい日差しが降り注いでいるベンチに座って少し休憩。

12時25分 道の駅出発
グリーンロードを進み持尾峠を目指す。ここを走るのは約1年半ぶり。前回は真夏の炎天下だったため、かなりへばっていたが、今日は楽である。

12時55分 持尾峠展望台到着
絶景だ!
若干霞んでいるが大阪がよく見える。
ここで昼食タイム。豪華朝食と行きたいところだが補給食を食べながらの休憩。良い景色が見えるのでよしとしよう。日差しは暖かいが、座っていると冷えてきた。やっぱり冬である。

13時20分 出発
グリーンロードに沿って千早赤坂まで行くことを考えたが、そのまま直進して観心寺を目指すことにした。この道は初めて走る。普段と違う道なので何か面白いものが見えるかもしれない。
この道は、アップダウンはあるものの交通量が少なく非常に走りやすい。これはラッキー。普段同じ道ばかり走っているとマンネリ化してくる。1つだけでいいので、普段と違うことをすると面白い。今日は出発が遅れて行き先を変更したが、案外よかったかもしれない。
日差しが傾いてきている。これを見ると冬だなぁと思ってしまう。しかし、こんな爽快な日差しの下をのんびり走れることが非常に嬉しい。ロングライドすることばかりではなく、近場をゆっくりと走るのもいいものである。

14時10分 観心寺到着
今日は空いている。お寺の前の店も閉まっている。年配のサイクリストがいたので挨拶した。いい自転車に乗っている。うらやましい限りである。
ドリンク補給して、一旦しまったベストを着込む。これからすぐに気温が下がるはず。今日はこの辺で引き上げよう。

14時25分 観心寺出発
やっぱり風が冷たくなってきた気がする。しかし、爽やかな日差しは変わらない。いつものルートをゆっくりと走る。
今日は、石川沿いも大和川沿いも風がなく非常に走りやすい。こんな日は珍しい。傾いた冬の日差しを満喫しながらゆっくりと走る。

16時5分 帰宅

今日の写真


今日の走行距離:70km

今日は出発前に予定外のことがあり、行き先が変わってしまった。しかし、普段走らない道を走ることができたので、意外と楽しかった。最近は、偶然を楽しむことがなかった。思い起こせば、昔オートバイに乗っていた頃は、行き先を決めずに適当に走っていた。分かれ道が来るとコイントスして決めていた。しかし、歳をとるにつれて、こんな自由な気持ちは無くなっていた。慌ただしい日常で、偶然を楽しむ余裕を無くしていたのだと思う。今日は、忘れていた気持ちを思い出したような気がする。これこそが、私のツーリングの原点なのである。行き先を決めず思いつきだけで適当に走る、そんな気ままな走り方をしても良いかもしれない。

2021年12月5日日曜日

九度山(12月5日)

外は曇り空。しかし今日は晴れの予想である。天気予報を信じて出発しよう。
今日は和歌山へ向かう。高野山お礼参りの帰り道に出会った坂本さんからのお誘いで九度山サイクルステーションまで行くことにしている。
今日は、上半身のインナーウェア以外は冬装備。

6時45分出発
朝食の準備がなく、コンビニで食べるので若干早めに出発。それにしても、指先と足先が非常に冷たい。手の指先はインナーグローブをつければ何とかなるが、足先だけはどうしようもない。早いうちにシューズカバーを買わないといけない。
いつもの大和川ルートに入ると少しずつ晴れ間が出てきた。「ヨッシャー」と心の中で叫んで写真をパチリ。冬の朝だがランニングと散歩の人が多い。南河内サイクルラインに入ると完全に空が晴れてきた。テンション上がってきた。

7時50分 石川サイクル橋到着
今日は少し足が重い感じがする。昨日の稽古の影響か?
「なんとかなるやろ!」と気をとりなおして、いつものコンビニへゴー。
コンビニへ到着し朝食をゲット。それにしてもコンビの中は暖かい。暖かい部屋がありがたいと思う季節になってきた。
朝食を済ませてトトロ街道まで移動する。

8時55分 トトロ街道入口到着。
ここからは非常に気持ちの良い道なので、ゆっくり走ることにする。道行く人が挨拶をしてくれる。こちらからも積極的に挨拶をすると皆さん笑顔で返してくれる。気持ちの良い朝である。
まだ若干紅葉が残っている。やっぱりここは癒しロードである。

9時15分 天見駅到着
そろそろ気温も上がってきた。ベストを脱ぐために一旦休憩。ついでに駅のトイレを借りることにした。冷えているのか今日もトイレが近い。
ここから紀見峠に向かって移動する。

9時55分 紀見峠到着
前回はきついと思ったが、今日はすんなりと到着。坂に慣れてきたのかも。一旦休憩して峠を下る。

10時15分 坂本さん宅到着
奥さんがまだ帰宅していないため、家の中で待たせてもらうことになった。その間に、以前あまり話すことができなかった私の状況や前職時代の話などをお伝えした。

坂本さんのサイトはこちら ➡︎ 坂本家6大陸大冒険

奥さんが帰宅され、初対面なので挨拶した。非常に感じの良い人だ。お子さんたちは、元気ハツラツである。こちらまで元気になってくる。

10時50分 坂本さん宅出発
坂本さん親子と私の4人でグループライドする。途中、お勧めのパン屋に寄ってパンを買って移動。思えば高野山お礼参りから約2ヶ月半が経っている。「ここを走ったなぁ」と、あの時のことを思い出しながらのんびり走る。空を見上げて、改めて「空が広い」と思った。大阪ではお目にかかからない景色である。見ているだけで癒される。
それにしても、お子さんたちはみんな元気だ。軽快にに走っている。さすが、乗り慣れている。

12時15分 オールドストリーム到着

九度山サイクルステーション OLD STREAM

到着したら地元の人がリモコンカーを持ってきていたのを見つけて、お子さんたちが早速食いついた。すぐにリモコンを借りて操縦を始め、見事にリモコンカーを操っている。子供の順応力は凄いと思った。私では絶対無理。
この店は食事はないと思っていたが、あまり数がないのでホームページには出していないとの事だった。食べられると聞いたので私はパスタを注文。
食事の間、世界一周を始めたいきさつや、私が四国遍路をしたいきさつなどの話をした。こんな話ができる人と会うのは久しぶりである。非常に嬉しい思いがした。みんなそれぞれの思いがあり、その思いを実現するために一所懸命生きている。本当に大事であると、つくづく思った。
店の人に、9月の高野山お礼参りの時に寄らしてもらったことを伝えると、私のことを覚えていてくれた。そして、その時の帰り道に坂本さん親子と出会ったこと、それがきっかけで今日ここを訪れたことを伝えると、とても喜んでくれた。
思い起こせば、高野山に行く途中、水を買うためにガソリンスタンドの自販機に立ち寄ったのがきっかけだった。もし、その時に地元の人に声をかけられなければ、ここには来ていないし、声をかけられでも好奇心の赴くままに行動しなければ、この店を見つける事はなかった。出会いと言うのは、「些細なことの積み重ねなのである」と、つくづく思った。

14時5分 オールドストリーム出発
店の人と地元の人にお礼を言って出発。
帰り道では、お子さんたちはぐんぐん走っていく。私と坂本さんは、いろいろ話をしながらゆっくり走った。こういうことができるのは本当にありがたい。これもお大師様の引き合わせなのか?
坂本さん宅近くで別れて、私は紀見峠を目指して走り続ける。高野山から帰りの時はヘロヘロだったが、今日は難なく上ることができた。やっぱりあの時は高野山ライドでかなり消耗していたようである。

15時35分 紀見峠到着
ここまできたら、後は下るだけ。一気に帰ろうと思い、ここでいったん休憩。休憩がてら奥さんからいただいたお菓子を食べることにした。岩手の一関の饅頭である。うまい! 疲れているときは、あんがたっぷり入っているお菓子が本当にありがたい。
食べ終えたら即出発。車に気をつけながら国道371に号流。

16時35分 石川サイクル橋到着
夕日がとても綺麗である。思わず写真をパチリ。日がだいぶ傾いているので、そそくさと移動する。今日の大和川は風が全くない。これはついている。おまけに、それほど寒くも感じない。

17時40分 自宅到着

今日の写真

今日の走行距離;122km


今日は、私にとってはじめてのグループライドだった。楽しく走れた。そして、坂本さんの姿勢を見ていて非常に勉強になった。道行く人には必ず自らが最初に挨拶をしている。それに比べて私はどうなのか? 
良いことは見習おう。
天候にも恵まれ、何よりもお子さんたちの笑顔に癒された楽しい1日だった。誘っていただいて本当に感謝している。

2021年12月2日木曜日

紅葉ライド(その3)竜田川(12月2日)

外は快晴。しかし、思いっきり寝過ごしてしまった。
気がつけば師走になっていた。紅葉を楽しめるのも、もう少しである。と言う訳で、本日も紅葉ライドをする。行き先は竜田川界隈である。他県であるが、ここは我が家からは近場にはいるエリアである。何といっても平坦路だけ。今日は楽ちんツーリングだ。

10時20分 出発
遅い出発になってしまった。自業自得なので仕方がない。気温は低めであるが、晴れているので思ったより寒さを感じない。長袖ジャージとベストでいけると判断した。グローブとソックス以外は春秋用の装備。ウィンドブレーカー、ネックウォーマーは念のため持参。

いつもの大和川ルートから柏原市役所前を通り国道25に入る。ここは交通量が多いので要注意。例によってトラックが幅寄せしてくるので怖い。三郷から側道に入り竜田川を目指す。何か足らないと思ったら充電バッテリーがない。慌てて出てきたので忘れてしまった。先週だったら引き返さないといけないが、先週のライド翌日にバッテリー交換したのが功を奏した。おかげでバッテリーの持ちが非常に良くなっている。ひとまず安心。

11時35分 竜田大橋到着
ベンチを見つけたので座って紅葉を見ていたら体が冷えてきた。早速ウィンドブレーカーを着ることにした。やっぱり師走である。
ここからゆっくりポタリングだ、紅葉を楽しもう。と思ったら「自転車は乗らないでください」との看板を発見。自転車を押して歩くことにした。これもよし、のんびりと歩くのも良いかもしれない。今日は人も少ないし、のんびりと見ることができそうである。
歩きながら頻繁に止まって写真を撮りまくる。来てよかった。大満足である。快晴の空の下、ゆっくりと散策できた。
そろそろ腹も減ってきたので、今日は帰ることにする。さっさと帰ってやることをやらないといけない。紅葉を堪能できたので、今日は大満足だ!

12時50分 竜田川出発
途中コンビニで軽い食事をすませて、トラックに気をつけながら国道25を走る。
まだ午後を少し過ぎたばかりであるが、かなり日差しが低い。この日差しをみると冬を感じてしまう。師走だ〜。
大和川ルートに入り、のんびりと走って自宅に到着。

14時20分 自宅到着

今日の走行距離:46km

今日の写真
 

今日はウォーミングアップ程度の走行距離だった。しかし、紅葉を堪能できた。今年は3回紅葉ライドをしたが、今日が一番よかった。大満足である。先週の牛滝山の紅葉も綺麗だったが、今日とは空の青さが全然違った。快晴の空が紅葉をますます綺麗に見せてくれたと思う。空の青さは気分も高揚させてくれるみたいである。

今週末は、和歌山へのライドを予定している。以前、高野山お礼参りの帰り道で出会った坂本さん(自転車で世界一周した猛者)からお誘いをいただいたので、一緒に走らせてもらうことにしたのである。楽しみである。ワクワクしている。

坂本さんのサイトはこちら → 坂本家6大陸大冒険

2021年11月24日水曜日

紅葉ライド(その2)(11月24日)

 曇っているが、後から晴れそうだ。今日も紅葉を見に行く。昨日は良い天気だったが、祝日だったので行くのやめた。今日は平日なので空いてるはず。しかし、ここ数日で急に風が冷たくなっている。装備は、基本的には春秋用でいくが、ウィンドブレーカーは冬用を使う。念のために、ネックウォーマーとインナーグローブも持参する。

7時50分出発
ゆっくりと走りながら大和川を目指す。思った以上に指先が冷える。大和川に到着したら、インナーグローブをつける。念のために持ってきて良かった。少しマシになった。グローブは冬用に替えないといけないかもしれない。
石川サイクルロードに入ったら体があったまってきた。ウィンドブレーカーを脱いで様子を見ることにする。ベストだけでも十分風が防げることがことがわかった。それにしても風が強い。いつもに比べて全然進まない。

9時石川サイクル橋到着
ベストを脱いでウィンドブレーカーのみに着替えることにした。ゆっくり休憩していたら「点検工事で通行止めにするので出て行ってほしい」と追い出された。今日の帰りは、ここは通れない。
おまけに、出発したらいきなり雨が降ってきた。これはまずい。「今日は晴れと曇りじゃなかったっけ?」と思いながらひたすら走る。
走っていたら雨が止んで、晴れ間が出てきた。完全に冬の空である。

10時 金剛寺到着
残念ながら内部の改修工事をしていたので入るのをやめた。周りを散策しながらゆっくりと紅葉見物。きれいである。しかし去年ほどの感動はない。私の家族は、「年々紅葉の鮮やかさがなくなってきている」と言うが、そうかもしれない。ここまで来たら、せっかくなので牛滝山の紅葉も見てみよう。
10時30分 金剛寺出発

途中の道は、舗装路とは名ばかりの酷い道になってきた。タイヤの細いロードバイクでは辛いだろう。私はグラベルロードなので、こんな道は大歓迎。私好みの道である。気に入ったポイントで写真を撮りながら進む。

11時40分  牛滝山大威徳寺到着
ダラダラと写真を撮りながら進んでいたので到着が遅くなった。
ここの紅葉は見事だ。ひたすら写真を撮りながらゆっくりと散策。平日であるが、それなりに人が多い。だんだん体が冷えてきたので、早々に退散する。
12時15分 大威徳寺出発

来た道を戻ろうと思っていたが、間違えてウロウロしてしまった。結局国道170に合流して戻ることにした。交通量が多いので怖くて仕方がない。歩道を走りながら戻ることにした。

13時 道の駅いずみ山愛の里到着
あったかいもの食べたかったが何もなかった。手作りパンとコーヒーを買って外で食事。ここはこれからの季節は辛いな。パンがうまかったから、よしとしよう。

そのまま国道170を北上し河内長野へ進む。延命寺にも寄ろうと思ったが、空模様が怪しい。北の空は晴れており、南の空はどんよりと黒い曇に覆われている。朝と全く同じパターン。なんとなく危険な香りがするので、延命寺は次回にして今日は帰ることにした。牛滝山できれいな紅葉が見られたので満足だ。

14時15分 いつものコンビニ到着
トイレ休憩してホットコーヒーを購入。あったかいものが嬉しい季節になってきた。今日はスマホの充電量が急激に減る。もうそろそろ限界かもしれない。スマホを買い換えるつもりはないのでバッテリー交換のみにしよう。ゆっくりコーヒー飲んでいたら降ってきた。的中してく欲しくない予想が的中してしまった。慌ててコーヒーを飲み干して出発。
途中で一時的に激しく降られたが、すぐに止んで晴れになった。長い時間降られたら確実に風邪をひく。晩秋の気温と思っていたが、空模様は完全に冬である。次回からはレインウェアの携帯は必須である。
大和川まで戻ると、今度は風の洗礼を受けた。

15時50分 帰宅

今日の走行距離:100km

今日の写真

思ったより走っていた。大威徳寺は標高が約280mで、選んだ道はゲキサカでもなかった。どちらかというと、私好みの酷道だったので、しんどいと思わなかったのかも知れない。あるいは、四国遍路で鍛えられた効果かも。
今日は満足感のある紅葉ライドだった。そして、季節が確実に進んでいることを感じた一日だった。
昨年のこの時期は、仕事に忙殺されてほとんど走っていなかった。今年は、とことん楽しもう。冬のライドを楽しむのは、これからだ!

2021年11月14日日曜日

南河内紅葉ライド(11月14日) 

 今日は曇り空である。しかし、後から晴れてくる予報となっている。雨さえ降らなければOKだ。先週は家の用事で出動できなかった。今日は紅葉を見に行くことにする。行き先は金剛山登山口である。南河内方面は紅葉してるところがまだ少なく、見頃になるのは1週間ほど先が多い予報となっている。しかし、金剛山界隈であれば見頃かなぁと期待をして行ってみよう。

9時5分 出発
11月中旬となるとやっぱり風が冷たい。今日は前回のライドで懲りたので、早速購入したベストを着ている。これは優れものである。やっぱり買ってよかった。薄っぺらい繊維1枚だけだが、体が受ける風の冷たさが全然違う。本当はパールイズミのベストが欲しかったのだが、高額で手が出なかった。結局アマゾンで半額程度のものを購入したが、今の私には充分である。非常に気にいった。
のんびりと流しながら大和川に入り、石川サイクルロードを走る。いつもながら、川沿いを走るのは非常に気持ちが良い。爽快そのものである。

10時10分 石川サイクル橋に到着
のんびり流したつもりだったが、いつもと5分しか変わらなかった。もっとゆっくり流してもよかったかもしれない。今日は坂を登るので、早い段階で消耗したくないからである。トイレ休憩して出発。

坂道を登りながら昨日の稽古のことを振り返った。昨日の稽古で師範と組み手をした時、久しぶりにダウンをくらった。開始早々に私のカウンターが決まったので、調子に乗って2発目を狙いに行ったところを強烈なフックで返され、気がつけば天井が見えていた。すぐに立ち上がって組み手を再開したが、防戦一方のままで終わってしまった。原因は単純で、攻めに行った時にガードが下がる悪い癖が出てしまったことに尽きる。ダウンをするのは何年ぶりだろう。ここ数年はボコボコにされてもダウンするような事はなかった。試合なら完全に1本負けである。悪い癖は早々に治さないといけない。そうしなければ、痛い思いをするのは自分自身だから。
こんなことを考えながら、いそいそと坂を登る。
千早城の手前まで登ってきたが、紅葉がいまひとつである。もっと頻繁に写真を撮れると思っていたが、結局撮ったのは3回だけだった。残念。今日は蕎麦屋が開いているのでうまい蕎麦でも食って帰ろう。などと思いながら登山口に向かって進むと、紅葉度合いが一挙に増してきた。気に入ったポイントで止まり、写真を撮りながら進む。よかった。こうでないといけない。これでこそ登ってきた甲斐があるというものだ。

12時10分 金剛登山口に到着
さすが日曜日、駐車場は満杯。登山者だらけである。紅葉度合いは期待したほどではなかったが、まぁよしとしよう。
のんびりと休憩していたら体が冷えてきた。今日は早々に退散することにして蕎麦屋に向かう。

12時50分 蕎麦屋 縁に到着
久しぶりにやってきた。最近この界隈には平日に来ていたので、営業しておらず残念な思いをしていたが、やっと食べられる。いつもの野菜天ぷらそばを注文。天ぷらが9品も付いている。うまい。体があったまる。そして、食べ終えた頃に蕎麦湯を出してくれた。極楽だ〜。
ほっこりした気分を味わって出発。下りは非常に風が冷たいので、ウィンドブレーカー替りに持ってきたレインウェアを着る。やっと晴れてきたので、他の所の紅葉度合いを見るために延命寺に寄ることにした。

13時20分 延命寺に到着
こちらの方が紅葉が進んでいる。金剛山界隈よりはるかに綺麗である。お参りをすませ、ゆっくりと散策した。1週間後くらいがピークかもしれない。来週もう一度来るのもありだ。
それにしても今日は車が多い。日曜だから仕方ないのだが。駐車できる場所が限られているので混雑は必須だ。次週あたりは大混雑するのだろうな?
せっかくなので、観心寺にも寄ってみよう。

14時15分 観心寺に到着
外から見ただけだが、ここはまだまだである。次々週くらいの方がが良いかもしれない。ここも参拝者が多い。結局中には入らず、このまま帰ることにする。

15時 石川サイクル橋に到着
ここで一旦トイレ休憩。やっぱり体が冷えているのか、今日はトイレの回数が多い。夏用のハーフフィンガーのグローブをしてきたので指先も冷たくなってきた。念の為に持ってきた秋用のグローブに替えることにする。今日は上半身を冷やさないような格好してきたが、下半身や指先も夏用装備では限界かもしれない。次週からはロングパンツに履き替えよう。
この時間帯は光が綺麗なので好きなのだが、あっという間に気温が下がるので要注意。
気に入ったところで写真を撮り、秋の日差しを満喫しながら、ゆっくり帰ることにする。

16時15分 自宅到着

今日の走行距離:84km

今日の写真

今日は山道を縫うように走った。爽快だ。走っているだけで楽しい。私は街中を走っても楽しくない人間である。大阪にはサイクルロードがたくさんあるが、最近は自然のあるルートばかりを走っている。この夏に四国遍路に行って「自然は人を癒す」ことに気づいてから、ますます拍車がかかったみたいである。今後も、気持ちよく走れる新しいルートを開拓しよう。
今日は、紅葉を堪能するには少し早かった。紅葉情報をまめにチェックして、次週後半あたりに南河内紅葉ライドを再び実行しよう!

2021年11月2日火曜日

嵐山(11月2日)

 今日は快晴。最近は、乗ろうとしたら天候不良になったり、家の用事があったりで、しばらく自転車から遠ざかっていた。今日は、やっと乗れる。今日こそ楽ちんツーリングをする。久しぶりに京都へ行ってみよう。

9時15分 自宅出発
今日の最高気温は22度の予想。と言うわけでTシャツとニッカパンツの夏装備で行く。ウインドブレーカーは冬仕様のもので、今日の気候には暑いので、風よけ用にレインウェアを携帯。
出発した途端、思ったより風が冷たく、早速レインウェアを着る。本当は自転車用ベストが欲しいところだが、四国一周遍路旅で資金を使い果たしてしまった私にはお金がない。おまけにプー太郎で無収入の身分。誰かスポンサーになってくれないかなぁ〜!

内環状線を淀川を目指して北上。歩行者に気を使いながらゆっくりと走る。

10時5分 豊里大橋に到着
ここから淀川サイクルロードをひたすら京都へ向かって走る。ここを走るのは4月のビワイチ 以来である。
平日なのでほとんど人がいない。こんな日に、のんびり走れるのが今の私の特権だ。思ったより向かい風が強い。まあ坂を走ることに比べたら楽なものである。
気に入ったところで自転車を止め、写真を撮りながら北上する。
暑くなってきたのでレインウエアを脱ぐことにした。こんな時、簡単に体温調整ができるサイクリングベストがやっぱり欲しいと思った。今日のような日には、ウインドブレーカーでは暑いが、風の冷たさを防ぐものは必要だからだ。サイクリストのYouTubeを見ると、みんな口を揃えてベストは絶対買うべきと言っていたが、その通りだと思った。昨年のこの時期は仕事に忙殺され、今日のような微妙な気候を体験しないまま冬に突入してしまったので、季節の変わり目の服装についてよくわからなかった。やっぱりベストは買おう。カードで買って、後で「ごめんなさい攻撃」をすればよい。

11時30分 さくらであい館に到着
ここでトイレ休憩。そして恒例のアイスクリームを食べる。ここに来ると、アイスクリームの自販機が目につき、いつも食べてしまう。平日だがサイクリストがそれなりにいる。
ゆっくり休憩した後に桂川サイクリングロードに入る。ここは昨年走ったところで、見覚えがあるはずだが、何回か曲がるところを間違えてしまった。しかし、のんびりと走れる道である。走っていたらいつの間にか着いてしまった

12時55分 嵐山に到着
さすが観光地、人が多い。到着したところに出店があり五平餅に目がいってしまって迷わず注文。しかし、これだけでは足らないので、たこ焼きまで食ってしまった。店が混んでそうだから今日はこれにしよう。人が多いので渡月橋には行かないことにした。桂川の河原でゆっくりと休憩。「秋やなぁ」と思った。暦的にはもっと寒くなってもおかしくないが、全く寒さは感じない。11月になってもTシャツで過ごせるというのが不思議。

13時50分 嵐山を出発
桂川をゆっくりと戻る。この道は癒しロードだ。走っていて非常に気持ちが良い。すすきが秋を感じさせる。

14時40分 さくらであい館に到着
ここでトイレ休憩。そして、やっぱりアイスクリームを食ってしまった。水分補給して出発。

15時 さくらであい館出発
いつも淀川サイクリングロードは向かい風で四苦八苦するのだが、今日は風の影響が全くない。これこそ楽ちんツーリングだ。予想より早めに到着。

16時5分 豊里大橋に到着
日がだいぶ沈みかけているが、非常に心地よい。この時間になっても寒さが全くない。一息ついて、一般道を走り自宅に向かう。

17時10分 自宅に到着

今日の走行距離:115km

今日の写真


距離は100kmを越えたが、楽ちんツーリングだった。久しぶりにロングライドを満喫した。以前は100kmを越えるとしんどかったが、そんな疲れはない。明らかにお遍路効果である。
今日は、サイクリングベストの重要性を身に染みて感じた。熟練者の言うことは素直に聞いて、必要なものは買おう。そうしなかれば、辛い思いをするのは自分自身だ。

2021年10月10日日曜日

春日山原始林〜若草山(10月10日)

 今日は快晴。最近は坂ばかり登っていたので、今日は楽ちんツーリングをする。行き先は奈良公園界隈。奈良は、法隆寺、飛鳥は何回か行ったが、奈良公園界隈を走ったことはない。ゆっくりポタリングしたいと思う。

9時出発
いつもの通り大和川ルートに入る。柏原市役所前を直進して国道25に合流。ここは交通量が多いので怖い。亀の瀬あたりで写真とって、三郷から側道に入り法隆寺へ抜ける。

11時15分 法隆寺到着
ここでいったんトイレ休憩。思ったほど観光客は多くなかった。案内所で地図をゲット。帰りに寄ってみよう。

再び国道25号に合流し車を避けながらのろのろと進む。

11時20分 ならまち到着
さすが観光地、それなりに観光客がいる。奈良のサイクリングブログで行き先を物色していると、若草山近辺の原始林を走るコースのことが載っている。悪い虫がムズムズしてきた。今日は楽ちんツーリングのはずだったのだが、ここには行くべきだと天の声が言っている。奈良公園界隈の散策をやめて、春日山原始林と若草山を周るコースに変更。また、坂を登ることになった。

エネルギーと水分補給のためコンビニを目指して進む。買い物を終えて出発。坂を登ったが、それらしきものが見えてこない。Google マップを見るとちょっと外れている。また道を間違えてしまった。奈良教育大の横を通る道が正解だったんだが見落としてしまっていた。

12時 春日山原始林ハイキングコースの入り口到着
砂利道をひたすら登る。登りは緩やかで山歩きの人が多数がいる。森の中を走っていると癒される。非常に空気がすがすがしく涼しい。これまでの暑さとは大違いである。原始林の空気を感じながら進むと舗装路に出てきた。看板で見た峠茶屋に行ってみたくなり、若草山とは反対方向に進む。

13時 峠茶屋到着
少しきつい坂を登った先に時代劇に出てきそうな建物があった。ラムネが売っていたので思わず買ってしまった。久しぶりのラムネがうまい。補給食を食べてのんびりし休憩して出発。

砂利道を下りながら進む。砂利道は上りよりも下りの方が怖い。ブレーキを握りっぱなしで疲れてくる。視界が開けたところに駐車場発見。

13時50分 若草山山頂到着
さすが奈良、いたるとことに鹿がいる。人間慣れして近づいてもビクともしない。貫禄だ。
山頂は最高の見晴らし。観光地人が多いので、少し休憩して出発。
砂利道をスリップしないようにゆっくりと下る。下りきると平地はやっぱり暑かった。

春日大社の横を抜けて、ならまちへ。どこかに寄って冷たいものでも飲もうと思ったが、観光客が多いのでやめにした。
往路で懲りたので、ひたすら側道を進む。田んぼの中を縫うように走るのが心地良い。奈良に来た時にいつも思うのは、「空が広い」と言うことである。開放感満載で最高の癒しである。

側道を抜けて法隆寺に向けて移動する。途中に法起寺があった。コスモスが、まだ咲いていたので、写真撮影。途中にもコスモス畑があり、たくさん咲いている。カメラを持った人だらけである。停車して何枚か撮影。
国道25に合流して車を気にしながら進む。帰宅する車で渋滞している。

17時20分 自宅到着 

本日の走行距離:101km

本日の写真


途中でコース変更したので100km越えになってしまった。でも、行って良かった。原始林の中を走れることなどそうそうない。ここは、もう一度行こう。次回は車で輪行して、もっと広いエリアを走るのも良いかもしれない。そのためには、無料駐車場を探さなければ。あたりはついているが、もっと近い場所があれば嬉しい。


2021年10月3日日曜日

岩湧寺(10月3日)

 10時 出発
用事でダラダラしていたら出発が遅くなった。今日は天気が良いのでもっと早く出発したかったのだが。

いつもの通り大和川から南河内サイクリングロードに入る。大和川の草はだいぶ刈られていたが、石川は相変わらずボーボーだった。管轄が違うからか? 国土交通省は頑張っている、大阪府も頑張ってくれ!
今日は日曜と言うこともあって自転車が非常に多い。グループで走ってる人が目立つ。

11時 石川サイクル橋到着
今日も見事にぴったり1時間。昨日の稽古の疲れが心配だったが、影響なさそうである。しかし、Y指導員の強烈なフックにはまいった。一瞬顎がはずれたかと思った。いつもはローキックを多用してくるので、くらわないように警戒してカウンターを狙っていたが、見事にやられた。次週はリベンジ!
そんなことを考えながら、トイレ休憩して出発。

11時50分 観心寺到着
天気が良く楠木正成の騎馬像が青空に映えている。お参りしようと思ったが、今日は日曜日で人が多い。今日のお参りはやめて、平日に来た時にすることにした。
ちょうど昼時で腹が減ったので、お寺の前の店で昼食。軽めの玉子丼にした。

12時20分 観心寺出発
千早口を経由してトトロ街道に入る。日曜だが誰も走っていない。気持ちよく走行できる。

12時50分 天見駅到着
ルートを確認してすぐ出発。今日の目的地は岩湧寺である。以前ここで休憩していたときに、年配のサイクリストから教えてもらった場所である。

林道に入ったが、舗装路とは名ばかりの酷道だった。このルートを教えてくれた人が、ここを走る時はマウンテンバイクで来ると言っていたが、確かにそれはよくわかる。60番札所横峰寺を彷仏とさせるような道である。きつい斜度に狭い道。これは久しぶりにきつい。登りきった後下りになったが、途中から苔が道を被っている。スリップしないようにゆっくり進んだ。ゲキサカが続いたが、なんとか持ちこたえた。
この周辺は岩湧の森と呼ばれていて、山歩きの人が多数いる。しかし、自転車は誰もいない。最後の500メーターは、車が頻繁に降りてきて、狭い道をすれ違うたびに脇によって止まる。この先に駐車場がないと言う看板があり安心していたのだが。これでは歩いた方がよっぽどマシ。ついにたまらなくなって歩いた。しかし、歩いていると鳥の声や川の音が聞こえて、遍路旅で歩いたときの記憶が蘇った。爽快である。これなら、もっと先から歩いてもよかったような気がした。

13時45分 岩湧寺到着
到着かと思ったら四季彩館という休憩所だった。少し登って岩湧寺到着。標高は500メートルなので、金剛山ぐらいの高さである。
到着したら車が頻繁に降りてくる理由がわかった。たくさんの車が路上駐車している。すなわち無法地帯である。こういうところはやっぱり大阪。マナーを守って欲しいなぁと思った。
途中でトレイルランナーを何人か見たが、なんと寺の境内がランナーの補給場所になっていた。のんびりした空気感を期待していたが少し騒がしい。スタッフの人に聞くと今日は100人程度参加しており、日本代表クラスも1人来ているとの事。「こんな凄いことをしている人は尊敬しますわ」と言うと、全コースを走り切る人は少なく、途中で歩いてる人が多いとの事だった。とは言え、私から見るとやっぱり凄い。膝の悪い私には絶対無理であり、そもそもそんな体力自体もない。「頑張ってください」と言うと嬉しそうに「ありがとうございます」と言ってくれた。
補給地点から少し離れると静寂が広がっていた。ここは極楽だ。森林を感じながら、ゆっくり散策した。

14時30分 岩湧寺出発
今日は夕方に買い物に行かないといけないのでここで出発。家庭のこともちゃんとやらなければいけない。いい加減なことをすると、小言と嫌みの嵐が待っている。

山を下って南河内サイクリングロードに戻ってきた。今の時間帯は、光の加減で非常に川が綺麗に見える。私の好きな時間帯である。何枚か写真を撮って自宅に向かって走行。

16時30分 自宅に到着

今日の走行距離:82km

今日の写真

久しぶりにきつい登りだった。しかし、良い天気が爽快感をもたらしてくれた。ツーリングには最高の季節である。良かった!
これからも未知のルートを探検しようと思う。

2021年9月29日水曜日

千早城跡(9月29日)

曇っていたが快晴になった。
機嫌よく出かけようとしたがなんと前輪の空気がほとんど抜けている。見事にシーラントがしみ出している。先週の高野山ライドは全然大丈夫だったのに1回目にしてパンクにあうとは。グラベルキングSSという評判の良いタイヤを選んだのにショック。「もっと頑張ってくれ!」と心の中で叫んで、気を取り直して空気を補充。

9時40分 出発
大和川は先週時点では草ボーボーだったが、今日草刈りをしている。帰りにはきれいになっているだろう。
サイクリストがちらほらといる。年配の人が多い。あの人たちからすると、私などはまだまだ若造である。いつもの通り大和川経由で南河内サイクリングロードに入る。
自転車に乗り始めてから最近までは「四国一周」と言う大目標があったので、「できるだけ早く、できるだけ遠く」を目指して走ってきた。しかし、遍路旅の途中で寄り道することの大切さを学んだ。当初の目標を達成した今は、できるだけゆっくり走ってたくさん寄り道をしたいと思っている。

10時45分 石川サイクル橋到着
タイヤの状態をチェック。問題なさそうなので安心して出発。

いつものコンビニに寄って、昼食のおにぎりとドリンクを補給。
11時10分 コンビニ出発

緩やかな上り坂が続く。四国遍路と高野山で鍛えられたおかげで以前のような辛さはない。強くなったことを感じられて嬉しい。棚田が綺麗である。いつも行く蕎麦屋は平日は休みである。土日しか営業していないのが残念。ここは自転車乗りには非常に親切でサイクルスタンドもある。店のオヤジさんは優しく話しかけてくれたので非常に良い印象を持っている。うまい蕎麦を食べたかったな〜。

12時20分 千早城跡登り口到着
いつもなら金剛山ロープウェイ口まで行くのだが今日はここまで。駐車場の隅に自転車停めたら100円とられた。びっくり。これまでいろんなところに行ったが、自転車の駐車場代を取られるのはここが初めてである。以前来た時はトイレの横に停めたので何も言われなかった。他人の敷地に止めているので仕方がないのではあるが。

12時30分 千早城跡に向けて出発
狭い階段と急勾配を上る。ここを登れば、この城が難攻不落だったことがよくわかる。登っていけば確実にやられる。攻め手からすると兵糧攻めにするしか手がないと思う。楠木正成は偉大である。

12時45分 千早城跡に到着
まずは千早神社にお参りした。菊水紋がある。この紋章は、陸上自衛隊の大阪第37連隊が継承している。そんなことを考えながら、お参りの後、ゆっくりとまわりを散策した。自然の中にいると癒される。これからはこういうことにできるだけ時間を使いたい。四の丸に戻って昼食。しかし、今日の失敗は虫除けスプレーを持ってこなかったことである。蚊に刺されまくってたまらない。
昼食の後に、無線機を持ってきたので交信してみた。神戸の高取山にいる人と交信ができた。大阪湾を縦断して交信できたことになる。私の無線機は電波出力が弱いので平地であればそんなに飛ばないのだが、やっぱり高いところに来るとよく飛ぶ。相手の人は81歳との事だった。私の親ぐらいの年齢だ。人生の大先輩である。15分ほど話をした後、カード交換することを約束して交信を終えた。
無線機については話せば長くなる。実は6月に三級アマチュア無線技士の試験に合格した。私はグラベルロードに乗っているので、ふらふらと林道に入ることがある。この時、場所によってはスマホの電波が非常に微弱なことに気がついた。もし、そんなところで怪我でもして動けなくなったたら、どうしようもない。このため、非常時の通信手段を確保しておきたいと思ったことが発端である。最初は、申請してすぐ免許が下りるCB無線を考えていたが、肝心の無線機が車に搭載するものばかりで携帯できる小型機種がなかった。このため退職後の暇な時期だったこともあり、少々勉強してアマチュア無線免許を取得し、携帯可能な小型無線機を買った。登山者が愛用する小型・軽量・防水のものである。最新機種は高額なので、10年ほど前に発売されたものにしたが、ロングセラー機種で今も変わらず評判が良いものを選んだ。本当は四国一周に持っていきたかったが、お役所仕事はとにかく時間がかかる。合格からコールサイン発行までの手続期間が異常に長く、出発までにコールサインが届かず遍路旅に持参することはできなかった。実際遍路旅では、スマホが圏外の所が何箇所もあった。そんなところで怪我をすることもなく、無事に走行することができて、本当に良かったと思っている。今日も千早神社付近では電波が微弱でネットにつながらなかった。私のように山の中をフラフラと徘徊する人間には必要であり、今日の交信で有効であることが改めてわかった。お守り代わりに、これからは必ず無線機を携帯することに決めた。
空模様が怪しくなってきたので、そそくさと下山。

14時20分 出発
「山の豆腐」を買って出発。帰るまで崩れないことを願っている。走っていたら、ついに雨が降ってきた。観心寺経由で帰ろうと思っていたが、諦めて来た道を戻ることにする。棚田の写真も諦めて今日はまっすぐ帰るのだ。

15時 石川サイクル橋到着
途中で雨はやんだ。しかし、いつ降ってもおかしくない空模様。ゆっくり休憩するのはやめて水分補給して即出発。

大和川の草はだいぶ刈られていたが全部終わってなかった。大変な作業だ。作業している人には頭が下がる。

16時 自宅到着

心配していた豆腐は無事だった。これで今日は一杯やろう!

本日の走行距離: 71km

今日の写真

今日は、ゆっくりと散策することができた。雨さえなければ、日没ギリギリまで寄り道したいところだった。これからはこんな形で、もっとのんびり走ってみたい。

2021年9月20日月曜日

【番外編】高野山奥之院 満願! (9月20日)

 4時15分起床
外は、まだ真っ暗である。天候不順で延伸したが、やっと出発できる。
今回の目的は二つある。一つは、高野山奥之院へのお礼参りを行い遍路旅を完結させること。もう一つは、高野山への日帰りライドである。これまで100kmを超える走行は何度もしてきたが、山岳コースがメインでの100km越えはやったことがない。100km越えの時はほとんどが平地だった。私の脚力で可能なのか見てみたいと思った。このため、かなり早起きした。また、ジャージは四国一周サイクリングのジャージを着ることにした。遍路旅の完結なので、このジャージがふさわしい気がするからだ。
今回の装備は以下の通り。
 自転車装着品:
  ボトル1本、携帯空気入れ、工具、ワイヤーロック、ライト
 バックパック
  お遍路セット、スマホバッテリ、救急セット
  筆記具、レインウェア、インナーウェア予備
遍路旅に比べて非常に軽い。これは楽なはずだ!
レインウェアは、雨対策よりもの防寒用である。朝・夕と高野山の気温が低いので念の為に持っていく。インナーウェアの予備は、体が冷える時に着替えるため持参する。

5時出発
まだ暗いが、車がほとんど走っていない。いつものルートで大和川から南河内サイクルロードに入る。ここはいつも走るコースだが、こんな暗い状況で走ったことがないので違う場所のような感じである。ちなみに道の両脇は草ぼうぼう。この夏は、ここを走ってないので知らなかった。まだ5時半にもなっていないが、この暗い中で散歩の人が結構多いのにはびっくり。夜が明けるにつれて、きれいな朝焼けが見えた。早朝に出た甲斐があった。

6時 石川サイクル橋到着
完全に明るくなった。風対策で着ていたレインウエアを脱いで再び出発。サイクルロード沿いにあるコンビニでドリンクと携帯食を補給。ついでにおにぎりまで食べてしまった。

7時 トトロ街道入り口に到着
河内長野の美加の台付近から南海電車沿いの小さな側道に入る。ここは、サイクリストの間では、トトロ街道と呼ばれている。緑のトンネルがあり、非常に気持ちの良いコースだ。朝の空気を感じながらゆっくり登る。いたるところで曼珠沙華が咲いている。秋である。

7時20分 天見駅到着
いつもなら、ここで折り返すのだが、一旦休憩して国道371に合流。紀美トンネルは交流量が多く危険のため、すぐ国道を離れて紀美峠経由のルートを選択。

7時45分 紀見峠到着
女性のサイクリストが来ていた。天王寺から来たそうである。私の家と近い。彼女は、ここで引き返すとのこと。これから高野山に向けて走ると伝えると、「頑張ってください」と言って送り出してくれた。ありがたい。
ここから先はひたすら下りである。結構な傾斜があるので帰りは辛いかもしれない。

国道370を九度山経由で高野山に向かう。ガソリンスタンドの自販機で飲み物を買っていると、地元の人に九度山サイクルステーションに寄るといいと勧められた。通り道なので行ってみることにする。

8時50分 九度山サイクルステーション OLD STREAM到着
閉園した幼稚園を使ってカフェになっている。まだ開店前だったので、トイレ休憩だけして「帰りに寄ります」と言ってそのまま出た。

高野山に向かって緩やかな傾斜が続いている。斜度は金剛山のような感じである。しかし距離が長いので、これがボディーブローのように効いてきている。しかし、歩くほどの傾斜ではないことがありがたい。気が付けば、東京スカイツリーと同じ高さであることを記載した看板があった。高野山は、確か900mあったはず。まだまだである。視界が開けたところから見ると、高い山がない。稜線まで来ているのである。ということは、もう少しのはず。ひたすら登ってやっと到着。

10時55分 高野山大門前到着
記念写真だけ取ってそそくさと奥之院に向かう。

11時10分 一の橋到着
ここが高野山奥之院の入り口になる。ゆっくりと歩いて奥之院に向かう。御霊橋を通ってついに到着。人は多いが、混雑というほどではない。お経を唱えお参り終了。ちなみに、お経を唱えていたのは年配の婦人連中と私だけだった。納経所へ行くと「満願ですね。おめでとうございます。」と言って記帳してくれた。これで全てやりきった。遍路旅第一回はこれで完了だ。一つだけ欠けていたピースが、やっとはまった感じである。これまでにない安堵感である。安心したら異様に腹が減ってきた。

一の橋前の店で食べたが、値段が高いのにビックリ。典型的な観光地値段である。でも味は良かったから、よしとしよう。

13時20分 金剛峯寺到着
金剛峯寺に立ち寄り、お参りする。総本山なので大きい寺を想像していたが、こじんまりした寺だった。ここでも記帳してもらった。ほかの所も行きたいが、帰りを考えると出発しないといけないのが残念。高野山を堪能しようと思ったら、宿泊が必要である。

13時45分 出発
ひたすら下り坂が続く。坂を下りながら、よく登ったと思った。ずっとブレーキを握っているので、握力がなくなりそうである。

14時30分 九度山サイクルステーション OLD STREAM到着
アイスオーレを注文して喉を潤す。非常に雰囲気が良いのでのんびりしたいが、帰りを考えるとそうもいかない。店の人にどこから来たのか聞かれ、「大阪」と言うと、「車はどこに止めてますか?」と聞かれた。「走ってきました。」と言うとびっくりしている。この辺に来る人は、道の駅に車を止めて、そこを起点にサイクリングをする人が多いようである。「お遍路の完結なので自力で行きたかったんです。」と言うとわかってくれた。「今度は車で来て、ゆっくりしてくださいね。」と言われ、和歌山のサイクリングマップをもらった。次回からは、その方法で来てゆっくり走ってみたい。

COFFEE STAND OLD STREAM COFFEE(サイクルステーション)

15時 店の人にお礼を言って出発。

国道371に入ったが坂道がなかなか進まない。途中で国道から側道に入り紀見峠を目指す。かなり疲れていてなかなか進まず、自転車の親子に軽々抜かれてしまった。

16時20分 紀見峠到着
休憩しようとしたら先程の親子が休憩していた。父親は私の四国一周ジャージを見て色々と聞いてきた。ちょうど同じ頃、子供と一緒に四国を自転車で走っていたようである。なんと言う偶然。色々と旅の話をした。Facebookを教えてもらったので見てみたら、自転車で世界一周していた猛者であった。こんな両親に育てらている子供は、「素直で強い人間」になるのだろうと思った。その後、家族に見せたいので、子供と一緒に写真を撮ってほしいと言われた。私は、そんな大した人間ではないので恐縮してしまったが、せっかく言ってくれたので撮ってもらった。便乗して私のスマホでもお願いした。別れ際に、「また、どこかでお会いできればいいですね」と言ってくれた。私も是非再会したいと思った。今回の遍路旅は、猛暑と武漢ウイルスの影響で、旅をしている人自体が少なかった。当然、出会いも少なかった。しかし、最後の最後に良い出会いが待っていたのである。四国一周を評価してもらった事は当然嬉しいが、同じ価値観と思える人と出会った事が、私としては非常にうれしかった。この出会いは、お大師様が引き合わせてくれたのかもしれない。

17時50分 石川サイクル橋に到着
夕陽が沈みかけている。写真を撮って、すぐ出発。ここから自宅まではいつも決まったように1時間かかる。ということは、日没後の到着が確実である。

18時50分 自宅に到着
判で押したように、1時間かかった。

本日の走行距離:165km
最終日が、この旅で最長距離になった。
疲れた。でも充実していた。

今日の写真

今日で、四国一周遍路旅は完結した。旅を開始してちょうど2ヶ月。あっと言う間だったような気がする。旅で得たものはたくさんあるが、それについては、これまでも記載してきたので、ここでは書かない。あえて追加するとすれば、「どこまで本気になるか」で、本人の力量がわかるということである。対戦競技のように相手の力量で結果が左右されるものは仕方がないが、この遍路旅のように一人で行うものについては、本人がどれだけ本気で取り組むかで結果は変わる。当初は、高野山への日帰りなど無理と勝手に思っていた。しかし、やってみたらできた。日常でも、こんなことはたくさんあると思う。自分の思い込みを取り去って、実際にやってみることで、違った世界が見えてくる。

やっぱり遍路旅に行ってよかった。そして、また行きたい。


「四国一周遍路旅編」はこれで完結します。
今後は、不定期にツーリングの模様をアップします。
時間があるときに見て、笑っていただければ幸いです。



2021年9月17日金曜日

四国一周1000kmチャレンジ完走証

台風の影響で今週は天気が悪い。先週末、やっと自転車の部品交換・調整が完了したので、今週は高野山奥之院へのお礼参りを敢行しようと思っていたが次週に延伸。こればかりは仕方がない。自然は偉大なのだ。

宗家から、本日の稽古は台風の影響で休みとの連絡をいただく。今回は、見事に台風コースに入っているので要注意である。家の近くに川があり、大雨のたびに氾濫が気になって仕方がない。最悪を想定して準備を進める。

そんな時、四国サイクリング事務局から四国一周完走証と記念メダルが届いた。改めて嬉しさが込み上げてきた。遍路旅が終わって約三週間が過ぎ日常に戻っていたが、あの時の記憶が蘇った。あの時に感じた「見えない力の存在」と「感謝の気持ち」と「自然の偉大さ」は、大きな拠り所になっている。そして、これからを生き抜いていく自信につながっている。また行きたい気持ちが込み上げてきた。完走証を見てニヤけていると、「アホか」と言われたが


台風の被害がないことを祈りつつ、次週の高野山ライドに向けてワクワクしよう!


四国一周1000kmチャレンジ完走証






2021年9月1日水曜日

四国一周遍路旅を終えて(その2)

 久しぶりに道場に行って、宗家・師範に無事に旅を終えたことを報告した。これで、やっと日常に戻った感じがした。


汚れた自転車を洗車して、自転車店に向かった。自宅から約10キロの距離にあるが、荷物がないとこんなにも楽なのかと改めて痛感した。

交換部品について確認してもらったが、結局チェーンリング、チェーン、タイヤを交換することになった。スプロケットは、もう少し使えそうなので様子見である(今は在庫がなく当面手に入らないこともある)。タイヤは自分で入手し自宅で交換するつもりだったが、自転車店のクーポンがあるので、チェーン交換と一緒に無料でしてもらえることになった。このため、タイヤも店で注文したが、以前のタイヤに比べて、より未舗装路走行に強いタイプのものにした。この旅で、悪路を走ることが、より楽しくなったからだ。今後は、もっと未舗装路を走る機会を作りたいと思う。チェーンは購入せずに、旅に持参した予備チェーンを使うことで了承してもらった。幸いにもチェーン切れに遭遇することがなかったので、新品未使用のものである。約2万円の出費(ほとんどが部品代で工賃はチェーンリング交換のみ)となったが、まずは安全第一だ。


家に戻って少し時間がたったので、旅について再度整理してみた。戻った直後よりも、少し冷静になって振り返りができるのではないかと思ったからだ。まずは旅ブログを読み返すことから始めた。


開始当初は、暑い・辛いと言う言葉が多い。この時点では、旅をする覚悟が中途半端だったと思える。しかし、旅が進むに連れてその言葉はなくなってきている。環境に慣れてきたことと、現実を受け入れることができたこと、すなわち旅の覚悟が定まったのだと思う。また、たくさんの気づきや、これまでの人生の振り返り、自分の生き方や考え方などの様々なことが整理できたのも前半だった。

後半は、雨の影響を受け入れ、ただただ前に進むことだけを見ている自分がいた。新しい気づきや過去の振り返りなどが少ない反面、旅をすること・走ること自体に喜びを感じていたと思える。旅と自分自身が一体化しているのが後半である。

そして、最初から最後まで通して感じた事は、人の優しさ、自然の素晴らしさ、お寺や遍路旅が持つ見えない力である。このことを身に沁みて感じたことで、「今生きていることを本当にありがたいと思う気持ちが、さらに強くなった。


今の気持ちは以下の通りである。

一つは、「もう一回遍路旅をしたい。」と言うことである。この気持ちは、旅が終わった直後から変わっていない。

もう一つは、「実践者でありたい。」と言うことである。私には、「自らが行動し、その姿を見て何かを感じてもらうこと」が向いている。安全な所にいて、何かを語ったり評論することは向いていないし、行動のない言論などは価値がないと思っているのでやりたくない。


もう一回遍路旅するためには、「自分軸を維持していること」、「心が元気であること」、「体が元気であること」が条件である。新たな目標ができて嬉しい。


私は78年ほど前から、神社仏閣にお参りに行った時に、願い事をするのをやめた。お参りの際は、感謝の気持ちを伝えるだけにしている。普段何もしていないのに、都合の良い時だけ願い事をすることに違和感を持ったからである。今回の遍路旅もこれに徹して、お参りの際には感謝の気持ちだけを伝えた。神様仏様には「感謝のみすること」、「一切の見返りを求めないこと」が、私の流儀となっている。もしかすると、結願できたのは、一切の見返りを求めない姿勢に対して、見えない力がご褒美をくださったのかも知れない。


交換部品が届くのは来週以降のため、高野山へのお礼参りは、9月の3週目以降を考えている。あとは天気次第である。

高野山奥の院へのお礼参りは、四国遍路とは作法が違うので、ちゃんと理解してから行きたいと思う。いろいろな人の情報を見ると、高野山はメジャーな観光地なので、納経している人はまれのようである。お大師様への満願の報告なので、ちゃんと納経して記帳したいと考えている。


2021年8月28日土曜日

四国一周遍路旅を終えて

昨日、家に到着し、今はのんびりしている。
中断期間を挟んで約1ヶ月、長いようで一瞬だったような気がする。

行程、走行距離、費用を整理してみた。
高野山へのお礼参りは別日にしたので、その分は入っていない。

日程:移動:2日、お遍路:21日
走行距離:1985km(お遍路:1803km、移動:182km)
費用:¥259,400
 内訳
  宿泊費:¥124,000
  納経費:¥26,700
  結願証明:¥2,000
  交通費:¥8,400(フェリー、ロープウェイ)
  食費・飲料費:¥90,000
  洗濯他:¥8,300
  
費用は25万円くらいを見込んでいた。宿泊費は、想定より安くあがったが、その反面食費と飲料費が大きく上回った。開始時期は食欲が減退したが、その後一気に盛り返した。元気で過ごせたので、よしとしよう。
走行距離は出発前の試算から500km近く上回ってしまった。自転車に乗りはじてめて1年半で約3,000kmくらい走っていたので、この1ヶ月で1年分の走行をしたことになる。これが、荷物の重量負荷にくわえて自転車への負荷がかかる要因となったとも言える。タイヤは前後ともパンクしたが、チューブレスレディに替えておいたことが功を奏してなんとか持ち堪えた。一部不具合が出たが、調整でなんとかなったため、部品交換もなしである。但し、GIANT今治店で言われたように、スプロケット、チェーンの摩耗が大きいため交換は必要で、タイヤも今後を考えると交換する方が良い状態になっている。

また、気候については、前半は酷暑、後半は雨+酷暑だった。

今回の遍路旅は、遍路旅を敢行するたくさんの人を惹きつけるものは何なのかを確かめてみることだった。そして、どんな世界が見えるのか、この目で見てみたかった。

本日時点では、遍路旅をすることで見えた世界、というか、感じた世界は、以下の三つだと思っている。日が経つにつれて、もう少し増えてくるかも知れない。

一つ目は、「見えない力」である。この「見えない力」が導いてくれたり、背中を押してくれたりする。そして、それが「お陰様」の精神につながる。
二つ目は、「自分の内面」である。これは、自分の弱い部分であり、具体的には、頭では分かっているが行動が伴っていない部分のことだ。
三つ目は、「当たり前のことが当たり前にできること」が、本当にありがたく思えることである。

一つ目の「見えない力」については、5月中旬の出発が7月後半にずれ込んだことにつながる。今回は、酷暑、雨、重い荷物、自力走行という厳しい条件が揃った状況で遍路旅を敢行した。この状況だからこそ見えたり感じたりしたものがたくさんあった。季節の良い時期に出かけていたら分からなかったような気がする。また、予定通り進めなかったから訪れることができた場所などがあり、お大師様の導きを感じた。

二つ目の「自分の内面が見える」ことについては先日も触れたが、「自分が望んだことをしているのに、この表情はないやろ」と思ったことだ。どんなに暑くても、どんなに坂がしんどくても、自分が望んだことなのだから笑顔で走ろうと決めて実行したことである。
また、このお陰で、精神力の重要性を改めて認識できた。すなわち、「根性」である。「根性」という言葉を出すと毛嫌いする人が多いが、やっぱり重要だと思う。昔聞いたサッカー選手(ドイツのスーパースター)の言葉であるが、「一番大事なことは絶対勝つという精神力だ。そして、もう一つ大事なことは楽しむことだ。これを忘れてはいけない。楽しむ心がなければ、ただの苦痛になってしまう。」ということを聞いたことがある。当時の私は、これが理解できず、「そんなこと無理やで〜」と思っていた。しかし、今回の遍路旅で、やっと理解できた。「根性=苦痛」が、自分の考え方次第で「根性=楽しさ」に変わる。これに気がついてからは、炎天下の中をニヤニヤした顔で走っていたはずだ。周りの人から見れば変人に思われたかも知れない。しかし、これでいいのだ。これこそが遍路旅なのだ。

三つ目の「当たり前のことに対するありがたさ」については、遍路旅ができること、自転車で走行すること、親・親戚・知人・友人と過ごすこと、美味しく食事をすること、風呂に入って布団で寝られること、困った時に助けてもらえること、など数え上げればキリがない。今という大切な時間を過ごしていることを意識して、当たり前のことに感謝し、一所懸命生きることが重要であることを体感した。全てが愛おしく思えてくるのである。

本日時点では、こんなところだろうか。
また、新たに気づきがあれば投稿しよう。

自転車にはだいぶ負担がかかったので、オーバーホールして部品交換や調整を行う。高野山へのお礼参りは、これが完了してから出かけるつもりである。少し時間がかかるので、出かけるまでにもう少し気づきが増えるかも知れない。

本日、お遍路交流サロンから自転車遍路大使の任命書とバッジが届いていた。クイックレスポンスだ。DVDと丁寧なコメントまで入っていた。ありがたいことである。

自転車遍路大使任命書



応援してくださった皆様へ

皆様のお陰で、無事結願できました。
本当にありがとうございました。

高野山奥の院へのお礼参りは、「番外編」という形で後日報告いたします。



2021年8月27日金曜日

家路(8月27日)

5時半起床

外は快晴。今日も暑い日が待っている。

そそくさと荷物をまとめる。


7時 宿を出発

まだ日陰は涼しい。通勤の車がそろそろ動き始めており混み始めている。日向に出ると直射日光が厳しくなってきている。吉野川の河口を渡りフェリー乗り場を目指す。


750分 南海フェリー徳島港に到着

切符を買おうとしたら次の便は11時だと言われた。「8時半では?」と言うと、「それは和歌山発です。」と言われた。やってしまった。昨日見たのは反対の時刻表だったのだ。徳島発は8時の便で、今回の減便対象だった。これなら、もっとゆっくり寝てから宿を出てもよかった。しかし、「暑くなってから走るよりはこのほうがよかったかも」と思い直して、11時の便の切符を購入しターミナルで待つことにした。空調が効いていて極楽である。客は誰もおらずターミナルは私1人。この便で行くと和歌山港到着は13時を過ぎる。高野山までは約50キロあり、しかも坂道である。坂道になると思いきりペースダウンする私にとって、本日のお参りは厳しいかもしれない。またフロントバックがだいぶ痛んでいるのも気になる。本日行くか、別日にするか悩ましい。

栃木からの年配の車遍路3人組が来たので話をした。これから高野山へ行くそうである。宿坊は高額なので泊まらないとのこと。私が何日くらいで周って、どういうところに泊まったかを聞かれた。「直前まで到達地点が不明だったため、ほとんど行き当たりばったりでした。」と答えた。3人組は、何箇所か宿坊にも泊まり、非常に良かったそうである。空調の中に1時間程度いたが、体が冷えてきたので外に出た。日陰は非常に涼しく快適である。やっぱり季節は確実に変わっている。


後半の振り返り

・親と過ごせることのありがたさを感じた。

・自分の力でどうしようもならないものは受け入れること。

・根性は重要。最後は精神力がものを言う。

・人のありがたみに助けられた。

・実践こそが人の心を動かす。

・前を向いていけば必ず到達する。

・全てを受け入れる姿勢ができれば、少々のことでは何とも思わなくなる。

・与えることの喜びを感じた。

・素朴なものが好き。特に自然と一体になっているもの。

73番札所奥の院は、お大師様の導きを感じた。

・本質を理解し、それを実践することが重要。体感して腑に落ちるようにする。

・人間の思考スピードには歩くスピードが最適

・今があることが嬉しい。旅ができること自体が幸せ。


11時 徳島港を出港

出港前にたくさんの荷物を乗せた自転車が来た。見たところ20代。これから約3か月かけて日本一周するとのこと。素晴らしい。「頑張ってください」と伝えて乗船した。


客室には行かず、またデッキで風に吹かれる方を選択。陸を離れるにつれて、「やり切ったんだなぁ」という気持ちが湧いてきた。そして、涙が出てきた。なんの涙なのかは、さっぱりわからない。旅が終わる寂しさでもない。不思議な感覚である。昨日は、達成感と安堵感だったが、今日はまた違う。穏やかな気持ちになっている。


海の上で今回の旅を振り返った。

お遍路を始めたのは、どんな世界が見えるのか見てみたいと思ったからだ。見えたのは自分の内面だったのではないかと思う。酷暑、雨、重い荷物に加えて、自力で進むしか手段がない状況に身を置いたことで、自分は一体どのように考え、どのように行動しようとしているのかがよく分かった。最初は、暑い、辛いなどの言葉とそれ相応の表情だったと思う。しかし、外国人サイクリストと出会ってからは、辛い顔をするのはやめて、言葉も変えた。「自分が望んだことをしているのに、この表情はないやろ」と思ったからだ。明らかに自分の内面を見て、自分で行動を変えた。そして、すべてを受け入れ、今を感謝することができれば幸せな人生を送れると分かった。そうすれば、見えない力が背中を押してくれている。お参りの際に納める納め札には「初志貫徹」と記載した。初志は、遍路旅を何がなんでもやり切ることであり、これを貫くことはできたと思う。しかし、これは自分一人の力で貫いたわけではない。いろいろな人に助けられ、見えない力に背中を押されてできたことである。まさに「お陰様」の力である。私は、段位を取得する時のレポートに、「日本人は「お陰様」の精神を持っている。」と書いた。遍路旅が、この思いと繋がった。日本人の原点を掘り起こすのが遍路旅なのである。そして、先ほどの涙は、すべてに感謝する気持ちからきた嬉し涙だったのだ。

これまで、嫌なこともあったし、辛いこともたくさんあった。しかし、今は「私はいい人生を送っている。」と言える。

心が少しスッキリした。今日は一旦家に帰ろう。時間的なこともあるが、高野山へのお礼参りは、もう少し心の中を整理してから行くことに決めた。早朝に出発すれば、日帰りも可能かもしれない。


135分 和歌山港到着

一回来た道のはずなのに、迷ってぐるぐる回ってしまった。コンビニによってドリンク補給と軽い食事をして再度出発。

今日は炎天下である。刺すような日差しである。しかし全く苦痛は感じない。こんな天気の下を走れること自体が嬉しい。明らかにお遍路効果だ。


1710分 大和川に到着

帰ってきたなぁと言う感じ。日が傾きかけているが、のんびり走ろう。


1745分 帰宅

家に着いてほっとした。


今日の走行距離は91キロ


今日の写真


今日はゆっくり休もうと思う。

明日ゆっくり振り返りをしたい。

2021年8月26日木曜日

21日目(8月26日) 結願!

5時起床 

まだ外は暗い。しかし天気は良さそうである。天気予報では熱中注意報が出ている。


6時半 宿を出発

天気は良いが湿度が高い。早朝なので道が空いている。


650分  八栗ケーブル駅到着

先日再度確認したがやはりここは歩くしか方法がなさそうである。20%を超える斜度の坂ではどうしようもない。歩いていると近所の婆さんに、交通手段を聞かれたので自転車と答えた。婆さんに「歩いて行き、絶対無理やで。」と言われ納得。歩き始めるとそれが現実になった。この坂は絶対無理、自転車選手ぐらいの強者なら行けるかもしれないが。


710分 85番札所八栗寺到着

うしろに岩がそびえ立っている。圧倒されてしまった。まさしく霊場である。まだケーブルカーも動いてないので参拝者は私だけ。ゆっくりと参拝した。ここは涼しい。極楽だ。

同じ道を降りていると、先程の婆さんに「しんどかったやろう」と声をかけられた。先日は東京から歩き遍路が来て野宿していたと言う。「私はそんな根性ありませんわ」と言うと「あんたも充分根性あるで」とお褒めの言葉をいただいた。


840分 86番札所志度寺到着

恒例の水浴びをしてからお参り開始。まだ9時前であるがこの暑さでは水浴びしないとどうしようもない。

住宅のど真ん中にあるお寺であるが境内に入ってびっくり、まるで山の中に来たような感じである。これはすごい。癒し系の寺だ。森の中に寺があるような感じのところである。おかげで蚊に噛まれまくった。木の間から五重塔がそびえている。街中のお寺なのでこじんまりしたお寺を想像していたが、良い意味で予想を裏切ってくれた。


105分 87番札所長尾寺到着

ここも住宅のど真ん中にある寺である。境内はゆったりしている。壁がないので特にそう思える。開放感抜群だ。年配の車遍路がお経を唱えている。流暢なお経に聞き入ってしまった。今日は想定した以上の速さでお参りが進んでいる。これまでは必ず想定した時間より遅くなってるのが常だった。結願に向けて導いてもらっているのかもしれない。これから結願に向けて坂道を移動する。昨日と今朝の歩き遍路で膝にだいぶガタが来ているが何とかなるやろ。


1110分 前山お遍路交流サロン到着

緩やかな上りを進んでいくと、すぐ到着した。ここではお遍路大使任命書をもらえる。対象は歩き遍路と自転車遍路だけである。しかし、武漢ウィルスの影響で閉館中だった。どこもかしこも閉館だらけである。結局必要事項を記入してポスト投函した。後日郵送してもらえるはずである。


ここから傾斜が急になってくる。道路の掲示板の気温を見ると30度あるが、それほど暑くは感じない。坂は確かにしんどいが、結願に向けたワクワク感に比べると微々たるもんである。


1230分 88番札所大窪寺到着

ついに到着した。大きなお寺である。結願所と言う石碑が立っている。ここは表門では無いらしいので再度表の山門から入り直した。ここも風が極楽だ。癒し系の寺である。ゆっくりとお参りをして納経所で記帳してもらった。


結願だ〜!!!

60のジジイがついにやり切った。


ついでに2000円払って結願の証明書まで発行してもらった。満足感でいっぱいである。

寺の横にある店に行き、結願を祝って天ざるうどんを注文し、少しだけ豪華な昼食をとった。

後は本日中に一番札所のお礼参りができれば完璧だ。やり切った感はあるが、いまひとつ安堵感がないのは、お礼参りが終わってないからだろう。約40キロほどあるが、下りなので頑張ればいけそうな気がする。

休憩もそこそこに移動を開始。ひたすら下っていくので非常に楽である。気がつけば徳島県に入っていた。後はひたすら東へ進むだけである。10番札所への表示が見えた。ここから先は1ヶ月前に走った経路である。1ヵ月しか経ってないが懐かしい気がしている。あの時は炎天下の真っ只中だった。今日も暑いのは確かであるが、1ヶ月前と決定的に違うのは風である。今は秋の風になっている。オートバイに乗っていた時も同じことを感じたが、また風に非常に敏感になってきた。季節の変わり目が非常によくわかるのである。長年車ばかり乗っていたのでこんな感覚を忘れていた。それにしても一番札所になかなかつかない。札所と札所の間が近かったので、それほどの距離があるとは感じてなかったが、一気に行くとなると結構な距離である。1ヵ月前のことを思い出しながら走っていると何とか到着した。


16時 1番札所霊山寺到着

本堂と大師堂をお参りして、納経所へ向かった。お礼参りできたことを告げると、最初の時とは別の朱印で記帳をしてくれてた。四国でやるべき事は全てやった。そう思うとやっと安堵感が出てきた。私はやり切ったのだ。

ゆっくりと余韻に浸りながら今夜の宿を探した。今から長距離走行したくないので、できるだけ近いところで選んだが、ツインルームのシングルユースの部屋が取れた。


1745分 宿に到着

ツインルームなので広々として非常にゆったり感がある。これはありがたい。横に豚太郎があったのでがっつり行こうと思ったが、今日は定休日だった。あまり選択肢もないので本日も夕食はカレーとなった。当然大盛り。


今日の走行距離は100キロ


今日の写真


本日、無事に結願することができた。こんな私を一番応援してくれたのは、道場の宗家と師範である。本当に感謝しかない。他の人も様々なメッセージを入れてくれた。そのメッセージに勇気づけられてここまで来ることができたと思っている。また、この旅は、いろんな人に助けられた。旅で得た一番の想いは「感謝」なのかなと思っている。途中からは、旅ができること自体に喜びを感じられたし、暑さや坂道などはどうでもよくなってきた。昨日も思ったが、やっぱり嬉しさ半分寂しさ半分である。以前食事をした店の女将さんに「結願したらまた行きたくなるみたいですよ」と言われたが、これは当たっている。今の率直な気持ちは「もう一回行ってみたい。」である。今回は日程的にゆとりがなく、天気の影響などもあり、八十八ケ所を回るだけで終わってしまった。もっとたくさんのところに行くことができなかったのが残念である。今度は時間を気にせず今回行けなかったところに行ってみたい。

明日は和歌山にわたり高野山へ行くことを考えている。しかし、武漢ウィルスの影響で泊まるところもだいぶ規制されているようであり、フェリー自体もかなり減便されている。高野山行きを明日にするか別日にするかは明日決めよう。

2021年8月25日水曜日

20日目(8月25日)

 5時半起床

外は晴れている。朝から晴れているのは久しぶりである。今日の予想気温は32度。やっぱり夏はこれでないといけない。


715分出発

昨日の道を再び戻りながら五色台へ向かう。五色台は緩やかな上りとなっている。ゲキサカかと思ったがそうではなかった。こんな坂道なら大歓迎である。60番札所・66番札所を考えると極楽だ。見下ろすと瀬戸大橋が見える。先日とはまた違う角度からの風景である。暑さがぶり返してきたので、こまめに水分補給をしながら進む。


840  81番札所白峰寺到着

恒例の水浴び復活。

森の中に立っている寺である。斜面にへばりつくように建立されているが境内は広い。ここはいい。気に入った。癒しを求めるならこういう寺が一番である。山の上にある寺は癒し系の寺か、霊場感が漂う寺かのどちらかであるが、ここは癒し系のように思った。時間が許せばずっといていたい。

出発しようとしたらサイクリストがやってきた。地元のサイクリストかと思ったら、埼玉からやってきた大学院生だった。来年就職なので今のうちに周っておこうと思っているとのこと。新幹線で岡山まで来て、坂出に渡り今日が初日。2週間で周ることを想定しているそうだ。ビンディングシューズからサンダルに履き替えている。ここはいいけど他のところでサンダルは厳しい。寺に寄ると結構時間がかかるので2週間は厳しいかもと伝えた。あと心配なのは、ロードバイクの細いタイヤだったので山道でのパンクが怖いこと、歩くことが多いので運動靴を準備しといた方が良いことを伝えた。

兄ちゃんと別れて次に移動。

移動中にさっきの兄ちゃんに軽々抜かれてしまった。納経帳とか持ってなかったので合掌だけして出て来た模様。多分、2週間で周りきることを目標にしているんだろう。


1015分 82番札所根香寺到着

恒例の水浴び。夏の暑さ復活。

山門前で先程の兄ちゃんと再会。

「あなたの足なら2週間で行けるかもね」と言ったら、「この階段で考え方変えました」と言っていた。あまり歩くことを想定していなかったみたいである。このぐらいの階段であれば全然マシで先日は500段の階段を上ったことを言うと、今晩プランをどうするか考えると言って笑っていた。丁重にお礼を言われたので恐縮してしまった。

兄ちゃんと別れてそのままお参りに進む。この寺も癒し系だ。山肌に沿って建立しているが境内は広い。ここも時間があればいつまでもいていたい。五色台は高いところにあってちょっと辛かったが、お寺は両方とも当たりだった。木陰の風が極楽である。


1230分 83番札所一宮寺到着

恒例の水浴びをしてお参りを開始。

街中にある小さな寺。今日は私好みの寺が多い。非常に静かである。すぐ近くに高校があるが騒がしさは全くない。よく考えたら今は夏休みだった。ここも風が極楽だ。


84番札所への移動途中に、またまたうどん屋に入ってしまった。明日はうどんが食べられないかもしれないので、今日も食べておこうと思っている。今日も定番のぶっかけうどん。今日は2玉にした、というか3玉はなかった。物足らないのでかき揚げも頼んだ。これで400円は安い。いろいろと食べ比べてみたが一番最初に行った店の味が私には合っていた。


15時 琴電屋島駅到着

参考にしているブログでは、ここに自転車を停めて歩いていくのが良いと記載してあった。とんでもない斜度の坂がが待っているらしい。本当にそうなのか確認するため駅にきたのだが無人駅だった。1人乗客がいたので聞いてみたが地元の人ではなかった。ブログを信じて、自転車を駅に置いて歩くことにする。往復10キロになるが、たまには歩き遍路の気持ちを体感してみよう。


歩いていくと良い景色が何度も見えた。自転車とはスピードが違うのでゆっくりと景色を楽しめる。そして、いろいろと考えながら進むには歩き遍路が最適なのだと思える。人間の思考スピードには歩くスピードが最適なのだと思ってしまった。そして、暑さも一段と感じる。ついに夏が戻ってきた感じがする。やっぱり夏はこうでないといけない。暑さを感じること自体が嬉しい。Googleマップを頼りに歩いて行ったが、そのような斜度の坂は出てこない。よくよく見るとここは自動車専用道路だった場所ではないのか。ブログの人が走った当時は専用道路だったらしいが、今は歩行者にも開放されている。と言う事は自転車もOKだ。今更戻るわけにもいかないのでそのまま進んだ。しかし上に行くにつれて、どう見ても斜度が10度を超えている坂が出てきた。自転車で来ても、多分押して歩いているのは確実である。やっぱり歩いて正解だったと思いながらひたすら登る。歩きながら、歩き遍路はやっぱり凄いと思った。私は貴重品しか持っていないのでそれほど重量はないが、彼らは重いザックを背負って終日歩いている。そんなことを考えながら約50分ぐらいで到着。


165分 84番札所屋島寺到着

非常に広々としているお寺だ。山門と境内の中は新しく立て直した感じである。本堂と大師堂は昔のままのようだ。高校生らしき集団が騒ぎながらお参りをしていたが、私を見て静かになった。オーラが出ているわけでは無いのだが、白衣を着てお経を読んでいるのが気になったようである。

お参りが終わった後、せっかく上がってきたので周りを散策した。昔の城門跡にいくと絶景が待っていた。良い景色を見ようと思ったらしんどい思いをしないとダメなのかも。

来た道を戻りながら膝に来ていることを感じた。10キロ近くも歩くのは久しぶりだからだ。やっぱり私には歩き遍路は無理かもしれない。駅に戻って再び自転車に乗るとなんと楽なことか。膝の悪い私には、やっぱり自転車があっている。


18時 宿に到着 

今日の宿は街中にあるのだが、高松が蔓延防止対象都市になっており、食事処で空いている店が少ない。かろうじてカレー屋を見つけたので、チキンカツカレー大盛りを頼んだ。結構辛い。これは喉が乾きそうだ。宿の前に大型スーパーがあるのでドリンクを買い込んで戻ることにする。

明日のルートも、ブログを参考にすると歩きのはずなのだが、もう一度確認が必要である。行けるところは自転車で行きたい。


今日の走行距離は74キロ


今日の写真


今日は暑かった。そして、空が非常に青かった。夏が戻ってきた感じがして嬉しい。暑い空の下を走ることができる。このことに嬉しさを感じるようになったのはこの旅のおかげである。

この旅の終わりが見えてきた。結願が近づいてきた事は非常に嬉しい。その反面、いろいろと気づきがあり、もっとたくさん経験したい気もしている。嬉しさ半分寂しさ半分といったところだろうか。どんな気持ちになるのか、旅が終わった時に感じてみたいと思う。

2021年8月24日火曜日

19日目(8月24日)

 5時起床 

今日も終日曇り。今のところ雨の心配はなさそうである。


640分出発

気温も低く少し風が出ているので涼しい。この気候であれば大歓迎だが、今日は30度越えの予想。

善通寺は小高い山に囲まれていることが初めてわかった。空海はこの土地で育ち何を思ったのか?


655分 73番札所出釈迦寺に到着

一瞬ゲキサカだったが朝一なので問題なくのぼれた。私より先に車遍路が来ている。この寺は山の中腹ぐらいにあり、こじんまりした地元密着のお寺だ。多分参拝するのは地元の人とお遍路さんくらいで観光客などは来ないだろう。今回遍路旅をしながら私の趣味嗜好がはっきりわかった。私は過度な装飾などが嫌いで素朴なものが好きだと言うことである。特に自然と一体になっているものには感動を覚える。時間があれば大阪南部や奈良方面に自転車でかけるのは、心がそういう場所を欲しているからだろう。


せっかくなので奥の院もお参りすることにした。駐車場に自転車を置いてゲキサカをひたすら上る。車がかろうじて登れるくらいの傾斜だ。自転車では絶対無理。


815分 奥の院到着

風が気持ちが良い。極楽だ。

お参りしてしばらく風に吹かれた。空海が捨て身の修行をしたと言う場所で、子供があっさり上がれるようなところではない。空海は子供の時から驚異的な能力を持っていたのかも。そのような険しい場所まで上がってきているので、絶景で瀬戸大橋まで見える。御堂の先に行ってみたが私の靴ではこれ以上行けそうもなかったので諦めた。完全に登山道である。登山者が数名上がってきたが、皆さん私より年配の人ばかりである。

昨日は73番札所までお参りすることができなかった。もし来ていたら夕方近くになっていたので奥の院には行ってなかったと思う。お大師様が導いてくれたのかもしれない。

登るのは40分かかったが、下りは15分で降りてきた。


95分 74番札所甲山寺到着

近い、10分で着いた。

田んぼの真ん中にある寺で隣に工場があってびっくりした。境内はゆったりしているが建物自体は山の脇に建立されている。ここも観光地ではなく地元密着のお寺だ。喉を潤して少しのんびりした。


955分 75番札所善通寺到着

ここも近い、3分で着いた。

駐車場に着いたのだが、ここは裏門らしく、「どうせなら表門に回ったら」と係りの人に言われてぐるっと回って反対側に行った。

ここは広さも建屋も規模が全然違う。さすが総本山。別格である。本堂と大師堂は敷地自体が分かれている。それにしても大師堂は非常に立派であった。残念ながら中での撮影はダメだったので外からだけの撮影にした。人が少なく、ゆっくりと散策しながらお参りした。


1110分 76番札所金倉寺到着

ここも近い、15分で着いた。

境内は広々としている。団体バス用の駐車場も相当広い。しかし地元の人ともう1人お遍路以外は誰もいない。騒がしくないところが非常に良い。ゆっくりとお参りした。今日は気分がゆったりしている。ほとんどが平地で距離が近いことがゆとりを出しているのかもしれない。今のところずっと曇りが続いており暑く無いことも効いている。


1215分 77番札所道隆寺到着

ここも近い。

街中にある小さなお寺。私好みだ。1人車遍路がいたがお経もあげずにとっとと帰っていった。スタンプラリーしているような感じである。私の偏見かもしれないが、楽をして回って納経帳の記録ばかりを集めて何か得られるものがあるのだろうか。足が悪かったり、年齢的に歩きは無理だったり、こんな人は車しか方法がない。しかし、お経も唱えずに帰るのはどうだろうか。今回各札所で、このような人が結構多いと感じた。頭だけで理解していても、実際に腑に落ちるところまで行動しなければ得られるものはないような気がしている。ブルース・リーが言った「考えるな、感じろ」は、今ではとてもよくわかる。人間は体感しなければ何も得られるものがないのだ。すべての人に、歩いたり自転車での自力遍路をしろと言うつもりはない。しかし、その人ができる範囲で真剣に向き合い、行動してこそ初めて何かを体感できるのではないかと思っている。


1320分  宇多津臨海公園到着

四国一周スタンプゲット


途中でうどん店を見つけてまたまたぶっかけうどん大を頼んでしまった。今日は梅シソ風味にした。初めて知ったが、うどん大とは三玉のことだった。どうりで多いはず。大阪の感覚で行けば大は二玉くらいと思っていた。


1410分 78番札所郷照寺到着

若干高台にある広いお寺である。山門の中に駐車場があるとは知らなかったので少しウロウロしてしまった。寺は新しく建て直されているようである。地下に数千の小さな仏像がある部屋があった。これには圧倒された。写真を撮るのが憚られてしまった。駐車場で、法要のために来た年配の夫婦に「良いお参りを」と声をかけてもらった。

今日は今のところ強い日差しはなかったのでこのまま曇り空でいきそうである。夕立さえなければ、それでありがたい。近い所のお寺ばっかりなので本当に気分がゆったりである。


1520分 天皇寺高照院に到着

寺と神社が隣接されている。寺に行くには、神社の参道を横切らないといけない。寺は、ほんとに小さくてのんびりできそう。ここなら、来てぼーっとしていられる。こんな場所が近くにあれば嬉しい。せっかくなので神社のほうもお参りをした。


1620分 80番札所国分寺到着

昨日よりは少しだけ早く着いた。しかしもう時間が遅いので火を使うのは遠慮してくれと言われ、納経のみとなった。この寺は広々としており非常に立派な庭がある。この景色を見にたくさんの人が訪れるのかと思った。大師堂は納経所と同じ建屋の中にあり写真撮影はNG。ここも当然火はダメなので納経だけさせてもらった。


1750分 本日の宿に到着

今日も大浴場がついている。これはありがたい。しかし食べるところは選択肢がなかった。宿の横にある海鮮茶屋のみである。10%割引券をもらったので、それを使うことにした。今日もエンゲル係数が高いが、おいしいご飯が食べれることに感謝し、ありがたくいただいた。


今日の走行距離は64キロ


今日の写真


今日は奥の院を含めると9カ所のお参りをした。73番札所・奥の院以外はほとんど平地であり距離が近かったので何とか周れたと思う。明日は高いところを走らなければならない。また歩き遍路復活か。

香川に入ってからは小高い山を縫うように札所を回っている。師範がこの山の景色が思い出にあると言っていた通りで、確かに印象深い。

明日は山岳コースが持っている。頑張ろう!



2021年8月23日月曜日

18日目(8月23日)

 5時半起床

今日も天気は曇り。雨の心配は今のところない。宿の朝食を頼んでいるのでそれを食べてから出発。豪華朝食だった。この値段でこの施設とこの料理は非常に値打ちがある。泊まって正解だった。


745分出発

田んぼの中を迷いながら走る。さすが香川だ。ため池が多い。


815分 67番札所大興寺到着

ここは田んぼの真ん中にある。霊場感がプンプンしている寺である。地元の人が参拝に来ている。参拝を終えて休憩していると、年配の人が話しかけてくれた。私の格好を見て自転車と分かったようで「若いなぁ、元気やなぁ」と言われた。「もう60ですよ」と言うと、「自転車でお四国ができるのは元気な証拠や」と笑っていた。他愛のない会話だが元気をもらえた。


10時 道の駅豊浜到着

四国一周スタンプをゲットしようと思ったら休みだった。15キロ戻ったのにショック。ここは年中無休となっていたのにやられた。ネット情報はあてにならない。


トイレ休憩して68番札所へ向かう。この程度の事など昨日に比べれば天国である。今回の悟りはなんだろうと昨日考えていたが、もしかすると許容範囲が大きくなったことが大きな悟りかもしれない。少々のことでは何とも思わなくなった。全てを受け入れる姿勢ができてきたのかもしれない。

国道11号をひたすら東に向かう。途中に元総理大臣・大平正芳の銅像や記念館があった。総理大臣をしていたのは私が小学生か中学生位だったはずだ。いまだに記念館があるという事は地元に多大な貢献をしたのかもしれない。


1050分 68番札所神恵院・69番札所観音寺到着

ここは1つの敷地内に2つの札所がある。境内はゆったりとしており風格がある。暑いはずだが不思議と暑さは感じられない。不思議なものである。神恵院の本堂が鉄筋コンクリートになってるのにはちょっとびっくりした。カフェまであるが今日は残念ながらやっていなかった。納経所に若いカップルが入ってきて、女性の方が私に歩き遍路について聞いてきた。この時期は少ないが毎日何人かには会っていることを伝えた。男性の方がお遍路をするためにお遍路グッズを買いに来たらしい。「たくさんの気づきを得られます。絶対プラスになります。」と言うと、男性の目の色が変わった。やる気にますます火がついたかもしれない。ぜひ実践してほしいと思った。

この寺は気持ちが良いので、しばらくのんびりして出発した。


1220分 道の駅ことひき到着

四国一周スタンプゲット

香川県の一発目

ここにも大平正芳の会館がある。総理大臣パワーは凄い。

すぐ横に手打ちうどんの店を見つけたのでぶっかけうどんの大を注文。さすが本場、ボリュームがすごい。大阪では大を頼んでも、こんな量は絶対出ない。


1315分 70番札所本山寺到着

田んぼと家があるど真ん中に建立されている非常に大きなお寺である。境内には五重塔がある。これはすばらしい。参拝者は静かに参拝しているのに大声で話しながら歩いて行く迷惑な遍路もいたのが残念。ついに夏が晴れ間が戻ってきた。暑くなってきたが雨降りよりは断然このほうがいい。


1445分 道の駅ふれあいパークみの到着

最後にゲキサカが待っていた。着いた途端にたまらず一気に3本も飲んでしまった。夏の暑さが戻ってきた。

そして、四国一周スタンプゲット。

しばらく休憩して次の札所に進むことにする。その間にソフトクリームに目が行き思わず買ってしまった。まだまだ煩悩の塊だ。涅槃の道場でどこまで鍛えられるのか?


1515分 71番札所弥谷寺到着

ゲキサカがお待ちしており、またまた歩き遍路が復活した。やっとのことで到着すると今度は果てしない階段が待っていた。まずは煩悩を消すために108段の階段がある。しかし、それだけで終わりではなく延々と階段が続く。500段ほど上ったところに本堂があった。ここは岩肌にへばりつくように建立されている。岩屋寺を彷仏とさせる。霊場感がプンプンしている。本堂から下を見たら絶景だった。太子堂は外からのお参りではなく靴を脱いで中に入ってのお参りだった。


できればもう一つお参りしたいので慌てて移動する。距離は近いが平地かどうかが問題だ。しかし、下った後はまだ上りだった。


16時半 72番札所曼荼羅寺到着

ギリギリ間に合った。

田んぼのど真ん中にある小さな寺。地元のお寺と言う感じの私好みの寺である。

お参りをすまして納経完了。

もっとゆっくりしたかったが時間も時間なので退散した。ここはゆっくりできそうな感じだったので残念である。

今日のお参りはこれで終了。


本日の宿がある善通寺に向かい、田んぼの中をのんびり走る。


1745分 宿に到着

近所の居酒屋のビール券をもらったので、そこに行ったが正解だった。料理が非常にうまい、そして量が多い。居酒屋と言うより料理屋と言った方が良いレベルで、大当たりだった。締めに頼んだお茶漬けの出汁はほんとにうまかった。


今日の走行距離は76キロ


今日の写真


今日は、ほとんど平地だった。一部ゲキサカがあったが、先日に比べたらおまけみたいなものである。前輪からも泡が出ているところが見つかった。ついに前輪もパンクだが、何とかなるだろうと思っている。ずぶとくなってきたかもしれない。明日もこの近辺を走ることになる。お大師様の出身地なのでゆっくり堪能してみたい。