2023年8月27日日曜日

滝畑ダム(8月27日)

外は快晴。雲ひとつない空である。つい先日奥琵琶湖を走ったので、今日は出かけるのをやめようと思っていた。しかし、この空を見た途端に気が変わった。「空が私に走れと言っている。」と、勝手に都合の良い解釈をして出発準備に取り掛かる。
しかし、家の用事を済ませないといけないため出遅れてしまった。先日奥琵琶湖に到着し、ポタリングを開始した時間帯に近い。

9時45分 自宅出発
最近は遠方ばかりを走っていたので、今日は近場にしよう。私のホームである南河内サイクルラインを走ることにする。この時間でも、かなり強い日差しになっている。「これでこそ真夏ライドだ!」と、自己満足した気持ちを抑えながら、ゆっくりと走る。
大和川に出たら、相変わらず草ボーボー。石川沿いも一緒だった。夏が終わった頃に草刈りするのかも知れない。歩いている人はほとんどおらず、すれ違うのはサイクリストばかりである。ランニングしてる人も誰もいなかった。今日も絶好のサイクリスト日和なのである。
河川沿いのグランドは野球をしているチームが少しあるだけで閑散としている。相変わらず元気なのはおじさんのソフトボールだ。審判服を着た人がいるので、正式の試合のようである。おじさんパワー恐るべしだ。

10時45分 石川サイクル橋到着
一旦トイレ休憩。そして、これから行き先を決める。
今日は久しぶりに滝畑ダムまで行って、涼しい風にあたろうと思う。
まずは、この先のコンビニ寄って水分補給しよう。ここまで来るだけでも、かなり飲んでしまった。

11時 石川サイクル橋出発
コンビニで水と補給食の羊羹を購入し準備は整った。これから河内長野駅まで出て、そこから滝畑ダムに向かうコースにする。
前回滝畑ダムに行ったのは、桜が散った後だった。あの時は、道を間違えてかなり迂回してしまったが、今日は間違えずに、府道218(河内長野かつらぎ線)に出た。ここからは一本道である。ここは、森林の中を走るコースなので、非常に清々しいところである。それにしても涼しい。森林の中は天然のクーラーである。道路脇の室外計を見たら27度になっている。極楽だ〜!

12時15分 滝畑ダム到着
来る時は快晴の空だったが、ダム湖の上は真っ黒な雲に覆われている。これは雨に遭うかもしれない。しかし、それにしても涼しい。同じ大阪でもこの違いは何なんだろう?
いつもはダム湖を反時計回りで周回するが、今日は時計回りで周回してみよう。すれ違うサイクリストに挨拶を交わしながら、ゆっくり周回していると雨が降り出した。ダム湖近辺では、バーベキューの香ばしい匂いが充満しており空腹を助長する。ちょうど良い時間なので、レストハウスで昼食にしよう。
軽い食事にしようと思っていたが、カツ丼という文字を見て即決。やっぱりガッツリコースで行こう!
前回は、ここで食事をした後にトラブルが発生したが、地元の人の協力でなんとかなった。あの時は、ビビってしまったが、人のありがたみを感じた日だったな〜。そんなことを思い出しながら、ガツガツと一瞬で食べてしまった。
食事をしている間に雨は止み、晴れ間が出て来た。道路も乾いてきている。これで真夏ライド復活である。

13時10分 滝畑ダム出発
せっかく晴れてきたので、写真を取り直そう。来た時とは湖面の美しさが全然変わっている。日差しがあるのは素晴らしい。ゆっくりと周回しながら、気に入った撮影スポットに止まっては写真をパチリ。
写真も撮れたので、今日はここで折り返すことにしよう。来た道を引き返し、天然のクーラーになっている森林地帯を抜けると、暑さがぶり返してきた。やっぱり低いところは暑いなぁ。
夏の日差しを堪能しながら、石川サイクル橋を目指して移動する。午後になると、すれ違うサイクリストの数も減ってきた。この時間帯は、走る人が少ないのかもしれない。やっぱり私はもの好きなのかなぁ。

14時10分 石川サイクル橋到着
休憩所のベンチは独り占め。ここは日陰になっており、風が非常に心地よい。水分補給し、補給食の羊羹を食べて一息。極楽だ〜!
いつまでも居たい気分である。

14時25分 石川サイクル橋出発
北の方角は黒い雲に覆われているが、ここは晴れている。もしかすると、ひと雨降るかもしれない。これはどうにもならないので、気にせず真夏ライドを堪能しながら一気に帰ることにする。
走り始めると風が冷たくなってきた。雨降りの前兆の風である。しかし、そのうち熱風に変わってきた。運良く雨は避けられたのかもしれない。
自宅に近づくにつれて、地面が濡れている。雨が降ったみたいである。

15時30分 自宅到着
雨に遭わずに帰ってきた。家族に聞いたら、先ほどまで結構な雨降りだったとのこと。
日頃の行いが良かったのだろう!

今日の走行距離:81km

今日の写真

今日も真夏ライドを堪能した。そして、涼しさも堪能した。夏は、こうでないといけない。
これからも残暑が厳しいはず。たぶん、真夏ライドは、まだまだ堪能できそうである。

 

2023年8月22日火曜日

奥琵琶湖界隈(8月22日)

6時起床

いつも起きない時刻だがスッキリ起きた。今日は奥琵琶湖へ走りに行く。家族にブツクサ言われながら支度を開始する。予報では晴れの天気だが、大気が不安定とのこと。でも何とかなるだろう。

6時40分 自宅出発
前回のしまなみ海道に引き続き、今回も輪行を行う。今日は高速を使っての約2時間弱の長距離移動となる。
高速に乗った直後は快調だったが、やっぱり京都〜滋賀の間で渋滞しており、なかなか進まない。平日なので仕方がない。皆さんは仕事なのだ。

9時10分 永原駅到着
結局、高速だけで2時間20分かかった。そして一般道で約30分。約3時間近くかかってしまった。平日なので、これは仕方がない。
今日は、永原駅をベースに奥琵琶湖界隈を周ることにする。ここは2年前のビワイチの時に立ち寄った趣のある駅舎である。非常に気にいったので、今日はここをベースにすることにした。
自転車をおろして前輪を装填し準備完了。
気温は大阪より2〜3度くらい低いと思われる。それにしても、風の心地よさが大阪とは比べ物にならない。爽快だ〜!

9時30分 永原駅出発
走り始めると前回の記憶が蘇った。懐かしい。あの時は桜の季節だったが、今日は真夏である。光の加減が違っており、以前とは違った景色に見える。
夏の湖面を堪能しながらゆっくりと移動する。海津大崎あたりで、サイクルアプリを起動するのを忘れていたことに気づき、慌てて起動を開始。まだ数キロしか進んでないからいいだろう。
今日はゆっくりとポタリングをするつもりなので、走行距離は少ないと思う。案の定、「走っては止まり写真を撮る」の繰り返しなので、ほとんど進んでない。

10時15分 知内浜オートキャンプ場到着
ここは我が家が良く利用するキャンプ場である。平日なので、利用者は少ないと思っていたが、結構な人がいるのにびっくりした。考えてみれば、今は夏休みの真っ最中なのである。

10時25分 知内浜オートキャンプ場出発
ここから知内川沿いを遡り、マキノ高原に向けて移動する。
川沿いは釣り人が多い。まだ鮎釣りは解禁前だが何を釣っているんだろう?
そろそろ暑さが厳しくなってきた。

10時45分 マキノ メタセコイア並木到着
ここに来るのは久しぶり。いつも車だったので、自転車で来るのは初めてである。とにかく木陰が涼しい。これは、ありがたい。
それにしても、汗の量が非常に多く、喉が渇いてきた。近くの休憩所で水分を補給して出発。

11時10分 葉山珈琲到着
メタセコイア並木の途中にコーヒーショップがあったので早めの昼食を取ることにした。
少し軽めのパスタを注文。量が少ないかなぁと思ったが、味はよかったのでよしとしよう。
これで、午後も頑張れそうである。

11時50分 葉山珈琲出発
マキノ高原を目指して北上。マキノキャンプ場に着いたが、ここも暑かった。涼しさを期待していたのだが残念…。やはりここも夜でないと涼しさは期待できないのか?
長居するのをやめて、そのまま国道161目指して山間部を走る。道路横の室外計を見たら34度になっている。これでは大阪と変わらない。どうりで暑いはずである。

国道161に合流し、海津大崎まで戻ってきた。
今日来た道を逆走し、奥琵琶湖パークウェイを目指すことにする。湖面の風はやはり涼しい。山間部とは全然違う。さすがは湖畔沿いである。

13時15分 奥琵琶湖パークウェイ入り口到着
ここで一旦休憩し、しっかりと水分補給することにする。ガバガバといくらでも飲める。
ここは、以前ドライブインがあったのだが、今は休業中になっている。アイスクリームを期待していたのだが残念。

13時30分 奥琵琶湖パークウェイ入り口出発
しっかりと水分補給して、つづら尾崎展望台に向けてヒルクライムする。斜度は金剛山くらいである。途中景色が良い場所を見つけて写真をパチリ。景色を楽しんでいたら、思ったより早く着いた。これは楽ちんだ〜!

13時55分 つづら尾崎展望台到着
ここは車で来たことがあるが、結構な登りだったイメージがある。しかし、金剛山で鍛えられた成果だろうか、全く苦痛は感じなかった。
着いたとたんに、アイスクリームの看板をみて、たまらず買ってしまった。うまい。これで生き返った感じがする。あとは、ひたすら水を飲みまくる。
それにしても、風が心地よい。極楽だ〜!

14時25分 つづら尾崎展望台出発
今日はここで折り返すことにする。帰りも同じコースを通って、湖面の景色を堪能しながら帰ろう。
綺麗な湖面を見ながら走っていると、暑さもあまり気にならず、気がついたら到着した。

15時5分 永原駅到着
駅の中はひんやりして、落ち着いた感じである。この感覚は以前と変わっていない。なんか落ち着くな〜。
車に戻って前輪を外し、自転車を積み込む。
完了したら、なんとなく爽快感を感じた。

今日の走行距離:54km

今日の写真


今日は短い走行だった。アプリの起動が遅れたので、数キロ少ないと思うが、60kmくらいの走行だと思う。走った距離は短いが、大満足の真夏ライドだった。自宅から遠かったが、来てよかった。暑さなど全く気にならず、炎天下を走れること自体が嬉しかった。これは、2年前に遍路旅をした時の感覚である。
そして、このあたりの景色は心を癒してくれる。最高だ〜!
今後はこういうパターンを増やしていきたい。自宅から行ける範囲には、まだまだ良いところが山ほどあるはずである。
今日は、これからクラブハリエに寄って土産を買って帰ることにしよう。こういうことを地道にやっていくことが、今後のライドにつながっていくのだ。

 

2023年8月12日土曜日

しまなみ海道(8月11日)

珍しく早起きした。それもそのはず。今日は、しまなみ海道を走るつもりだからだ。昨日実家に帰省したが、今回は自転車を持参。気合い十分である。
強いて言えば、天気が今一つなことが気がかり。しかし、今日を逃せば走れる日がない。明日は法要があり、明後日は旧友との飲み会があるからである。

6時45分 実家出発
今治のサンライ
ズ糸山に向けて移動を開始する。実家を出た時から曇っていたがが、近づくにつれてだんだん雨模様になってきた。「またか!」っていう感じ。実は、前回お遍路した時も雨だった。私とは相性が悪いのか?
そんなことを考えながら、サンライズ糸山が見えてきた。

7時45分 サンライズ糸山到着
懐かしい。あれから2年経った。今日は、前回のリベンジである。2年前の遍路旅の時は、自転車の不調により途中で折り返したため、しまなみ海道の約3分の1程度しか走っていない。今日は、可能な限り遠くへ行ってみたい。
第2駐車場前に自転車ラックあり、そこに自転車を乗せて前輪の装着を開始する。観光客がいたので記念写真を撮ってもらって、いざ出発!

8時5分 サンライズ糸山出発
来島海峡大橋に入った途端に雨が本降りになってきたので、たまらずレインウェアを着込んだ。今日は、この天気では観光は見込めそうにないような気がする。ポタリングは諦めて、ひたすら距離を稼ぐことにしよう。
すぐに大島に到着したが、寄り道をせずにそのまま北上する。前回通った道を思い出しながら走る。ここは結構アップダウンが多い記憶があるが、これは正しかった。
それにしても湿度が高い。日差しがない分気温が低く走りやすいが、この湿気は辛い。じわじわと体力を消耗するパターンである。しかし、雨の走行は2年前の遍路旅で鍛えられたので、それほど苦痛に感じない。やっぱり遍路旅の効果は偉大であると改めて思った。
雨の中を走り、大島を通過して伯方島に到着。

9時10分 マリンオアシスはかた到着
ここで一旦休憩し、水分補給。雨は小降りになってきたが、まだまだ止みそうもない。長居せずにすぐ出発。

9時45分 道の駅 多々羅しまなみ公園到着
サイクリストの聖地に行ったが、誰もおらず一人で記念撮影。天気が良ければ絶景なのだが…
雨は相変わらず降り続いている。
実は、今日はここに用がある。2年前に四国一周したが、完走者のみ記念品のスペーサーをもらえることになっている。今日は、それを受け取りに来たのである。受け取ったら、あの時の思いが蘇ってきた。もう一度行きたい!
休憩ついでに、昨日も食べた塩ソフトを購入。美味い!

10時20分 大三島出発
食べ終えて、雨の中を出発。
すぐに生口島に到着したが、そのまま素通りして因島へ直行することにした。もう少し小雨なら観光するのだが…
今日は、こんな日かもしれない。
生口島は南北に結構長く、思ったより時間がかかってしまったが、因島に到着した。実はここにはきたことがない。天気が良ければゆっくりみてまわりたいが、今日はこの天気なので、あっさりと帰ろうと考えた。
現時点での走行距離は、約50kmである。ここで折り返せば約100kmの走行となるので、この辺が潮時かと思ったが、「ここまできたら尾道まで行かんかい!」という、悪魔の囁きが聞こえた。囁きに従い、あっさりと考えを改め、尾道を目指すことにして移動を続行。
因島も思ったより時間がかかった。橋を渡り、何とか向島に到着したが、雨はやまない。

12時 向島到着
実は、ここに来るのも初めてである。因島と同じで、いつもは素通りだった。
海沿いの道に、カフェがいたるところにある。帰りに寄ってもいいかもしれない。
そのまま、尾道を目指して走ると、フェリー乗り場が見えてきた。そして、やっと雨が止んだ。
70円払ってフェリーに乗船し、尾道に向かう。

12時30分 尾道到着
想定より30分遅れとなってしまったが無事到着。念願のしまなみ海道完走である。走行距離は約72km。
安堵したら、腹が減った。何か食べたいが、ちょうどお昼時になってしまったので店は混んでいる。テイクアウトのカレー店を見つけたので入ろうと思ったら、「今やってません」と断られた。しょうがないので、このまま引き返すことにする。尾道の滞在時間は30分となった。

13時 尾道出発
再びフェリーに乗船して向島に渡る。来た道を戻り順調に走行。因島へ到着するが、ここで痛恨のミス。来た道を通るつもりが反対方向に進み、島を一周することになってしまった。思いっきり遠回りである。アップダウンの繰り返しがボディーブローのように効いてきたこともあり、結局因島を出たのは15時になってしまった。想定より約40分のロス。これは痛い。

生口島では、同じミスを繰り返さないようルートをチェックした。ここでは、来たルートよりも反対のルートを選択。この方が若干短いからである。しかし、疲れのためなかなか進まず、思った以上に時間が掛かってしまった。

16時30分 道の駅 多々羅しまなみ公園到着
ついた途端に塩ソフトを買ってしまった。美味い、これで生き返った!
そして、思いっきり水分を補給。いくらでも飲める。空を見ると、やっと日差しが出てきた。雨上がり特有の蒸し暑さであるが、雨降りよりは気持ちが清々しい!

16時45分 道の駅 多々羅しまなみ公園出発
大三島から伯方島に渡るが、今日は残念ながら素通りする。今度ゆっくりポタリングしよう!
とにかく帰りを急いで疲れた足に鞭打って走る。しかし、晴れ間が出てきたので橋の上から見る景色が綺麗である。おかげで、止まっては写真を撮っていたので思ったより進まない。
やっと大島に到着したが、ここはアップダウンがきつい。これは前回で学習しているのでショックは少ないのだが、やっっぱりしんどい。坂は苦手だ〜!
来島海峡大橋に着いたが、夕陽の来島海峡は絶景だった。これは良かった。今日の疲れが吹っ飛んだ感じである。
ゆっくり走りたいところだが、実家で親が待っているので、たらたらするわけにもいかずスピードアップする。

18時35分 サンライズ糸山到着
やっと戻ってきた。
記念撮影しようと思ったら丁度後ろを船が通っている。抜群のタイミングで写真をパチリ。
これで、今日のライドは終わった。
少し休憩して、前輪を外して車に搭載。ついでに洗面所で顔を洗ってスッキリ。

19時 サンライズ糸山出発
気がつけば暗くなっていた。実家に連絡したら、もう食事は済ませたと言っている。予定よりだいぶ遅くなってしまった。親に平謝りである。
そうなれば、急ぐ必要は無いので、ゆっくり帰ろう。

20時10分 実家到着
やっと到着。まずは風呂に入ってさっぱりしよう。
それにしても腹が減った。

今日の走行距離:152km

今日の写真

今日は久しぶりによく走った。ここ数日に比べて気温が低かったこともあり、バテることなく完走できた。湿気は辛いものがあったが…
やっと、念願だった「しまなみ海道走破」を実現できた。2年越しの想いが実って嬉しい。
2年前に亡くなったSは、私のこんな姿を空から見ているだろうか?
もしかすると、「まだまだやな!」と笑っているかもしれない。
思い起こせば、この2年間はいろんなことがあった。Sの急死、前職の退職、四国遍路、再就職など、大きな岐路を迎えた。そして、親・家族・友人・知人など、いろんな人に支えられて今があることを改めて感じた。今日のしまなみ海道完走で、一つの区切りができたような気がする。
今回は、天気がいまひとつだったので走るだけだった。次回は、もっとのんびり走りたいなぁ。
しまなみ海道を走ってみて、行きたいところが山ほど出てきた。
近日中に第二弾を実施しよう!