空は曇っている。そして涼しい。こんな涼しい朝は久しぶりである。季節は確実に進んでいる。2〜3日前から朝・夕が涼しくなってきた。昼間の暑さは相変わらずであるが、確実に夏の終りは近づいている。
今日こそは走りに行こう。思い起こせば1年前の昨日は、四国一周遍路旅を終えて自宅に帰った日だった。あれから1年経ったと思うと感慨深い。そんなことを考えながら支度を始める。昨日は親戚の法事があり、昼間から相当飲んでしまったため夜はかなりしんどかった。しかし、今日はスッキリと目覚めた。酒は完全に抜けている。「ヨッシャー!」と、気合を入れて出発。
ちなみに、今日はボトルは1本、アームガード、レッグカードなしで行こう。
9時 自宅出発
いつもの通り大和川ルートから南河内サイクルラインに入る。道の両端は、以前来た時よりも草がボーボーになっている。草は人の身長以上の高さがあり、ジャングルの中を抜けているような感じである。少し走るとやっと視界が開けて河川敷の風景が見えてきた。今日は、思ったよりもサイクリストは少ない。そんなことを考えながらゆっくり走ると石川サイクル橋に到着。
10時 石川サイクル橋到着
いつもの通り自宅を出てからぴったり1時間である。トイレ休憩を兼ねて少しくつろぐことにした。それにしても今日は涼しい。極楽だ。本当は炎天下を走りたかったが、こんな日も良いだろう。
10時20分 石川サイクル橋出発
これから滝畑ダムに向かうことにする。約2年ぶりである。写真を撮りながら山道を進む。こんな道を走っていると昨年の四国遍路を思い出す。昨年との違いは荷物がないことである。軽いと言うのは本当にありがたい。涼しい山道を登ると滝畑ダムが見えてきた。2年ぶりと言うこともあって道を間違えたりしたが、何とか到着した。それにしてもダムの水量が少ない。今年は雨が少なかったからか?
11時30分 滝畑ダム到着
とにかく涼しい。道路の室外計を見たら25度だった。やっぱり高いところは違う。ゆっくりとダム湖周辺を走っていると、焼肉の匂いがしてきた。下を見ると河原は凄い人で混雑しており、いたるところでバーベキューをしている。ますます腹が減ってきた。これはいけない。何か食べろと言う天の声である。休憩もそこそこにレストハウスをめがけて突入。ガッツリといきたかったが、なぜかきつねうどんを注文。暑くないこともあり、あったかいうどんがうまい。食べ終わって外に出るとアイスクリームが目についた。迷わず購入。これもうまい。
12時15分 滝畑ダム出発
ダム湖の周辺をゆっくり回りながら帰ることにした。涼しいのは楽なのであるが、なんとなく少し物足りない気もする。去年の四国遍路で鍛えられたおかげで、真夏の炎天下が苦痛では無くなっており、夏こそ炎天下がふさわしいと思うようになった。そんな訳で、今日は楽すぎて拍子抜けである。ゆっくりと進んでいくと、なんと通行止めになっている。土砂崩れがあったらしい。残念。来た道を引き返してダム事務所のほうに向かう。ダム事務所側から、行けるところまで行ってみよう。ダムの堤防の上に立つと、風が非常に爽快である。心が解放されるとはこのことだ。ここから通行止め箇所まで行って引き返すことにした。
涼しい風を堪能した。後は帰るだけである。ほとんど下りコースなので楽ちん。
13時15分 石川沿いのコンビニに到着
ここでトイレ休憩と水を補給。今日はボトルを1本しか持ってきてないので頻繁に購入が必要である。水を買って経口補水液を入れたらドリンク完了。そして、休憩もそこそこに出発。
山を下ってこのあたりまで戻ると、やっと日差しが出てきた。しかし、風は完全に秋の風。やっぱり季節は進んでいるなぁ。やっと日差しも出てきたので、夏の終りを感じながら、少しだけ夏の日差しを堪能しよう!
こんな日は、あの歌がふさわしい。走りながら歌ってしまった。
浜田省吾「夏の終り」
14時45分 自宅到着
家についたら、やっぱり暑かった。
今日の走行距離:81km
今日の写真
今日は夏の終りを感じた1日だった。心地良い反面、少し物足りなさも感じた。今年は炎天下を走ったのは2回だけである。自分のせいなので仕方がないが、少しもったいなかったかなぁと言う気もする。願わくば、残暑がぶり返してくれて、もう一度くらい炎天下を走りたい気がする。
こんなことを言うと、「しばくぞ、ボケ」と言われそうであるが…
これもある意味、悪い病気なのかもしれない。