2022年9月25日日曜日

千早赤阪・棚田(9月25日)

 爽やかに目覚めた。時計を見たら9時を回っている。またやってしまった。昨日も稽古の後のビールが非常にうまかった。しっかり飲んで、しっかり爆睡。気分は非常に爽快だ!
台風の後の晴天がまぶしい。と言うわけで、遅ればせながら支度を始める。家族が「また行くんかい」と言う目で見ているが、そんなことを気にしている場合ではない。

10時20分 自宅出発
今日は近場にしよう。出発が遅れたと言うこともあるが、また怪我をしてしまったこともあり、長距離は厳しい感じがするからである。今年は本当に怪我が多い。左肩、右膝、そして今度は左の内転筋である。右膝の怪我が治ったばかりで気合が入ってたので、これは残念だ。
先週、先々週と、この怪我の影響でいつものような組み手ができず、ひたすら近い間合いの組手に徹したが、ボコボコにやられてしまった。私は足を使って間合いをとる方が得意なのだ。しかし、これは良い勉強である。昔は、このような場合を想定し、制約をつけた組み手をよくやっていた。蹴りは右足だけ、突きは左手だけなど、いろいろなバリエーションをやった。これを思い出して、左足の蹴りが使えないことは苦痛ではなかったが、近い間合いはやっぱり苦手だ〜。
そんなこと考えていたら大和川に到着。
サイクルロードの両脇は相変わらず草ボーボー。対向の自転車がお互いに気を使いながらぶつからないようにすれ違う。気候がよいせいか、サイクリストが非常に多い。石川のルートに入ったら、前回の草ボーボーではなく綺麗に刈られていた。ジャングルの中を縫うように走った前回とは違って視界が良い。
それにしても、今日は秋の風である。前回走った時のような熱風ではない。非常に気持ちが良い。途中で、曼珠沙華の花を見つけて写真を撮りながら進む。今日のテーマは秋の景色で行こう。

11時20分  石川サイクル橋到着
内転筋の怪我の影響で、ペダルを踏むとき若干違和感があるが、何とかいけそうである。今日は千早赤阪まで行って棚田を見よう。まだ稲刈り前なので綺麗な稲穂が見られるはずである。これこそ秋の景色の象徴だ。休憩もそこそこに千早赤阪めがけて出発。
怪我の影響で坂道になると若干辛いものがあるが、何とかなるだろう。

12時 千早赤阪到着
秋祭りが近いようで、いたるところに祭りの幟が立っている。季節は秋なのである。
今日はこのあたりを中心に徘徊することにしよう。金剛山までもう少しであるが、今日は行かない。登山口前の蕎麦屋に行きたいところだが、金剛山に向かう交通量が多く混雑が予想される。今日は潔く諦めよう。
道の駅ちはやあかさかの周りを一周したが、気に入った写真スポットがなかった。結局、下赤阪のあたりを徘徊することにしたが、走っていたら見つけた。これは素晴らしい!
消防分署前に、車が1台通れるほどの小さな道があった。そこに入ると景色が一変した。車で来た人は歩いているが、自転車なので小さな道を走って上まで上がった。
絶景だ〜!!!
これこそが日本の原風景である。そして、気に入ったところを見つけては写真を撮りまくる。心がほっとする。「私はやっぱり日本人なんだなぁ」とつくづく思った。
今日は、ここに来て正解だった。大満足である。風景に見とれながら30〜40分ほど徘徊した。
腹も減ってきたので何か食べようと思い出発しようとしたら、地元の人に話しかけられた。「棚田を見に来ました。」と言うと、とても喜んでくれた。「昔はただのあぜ道やったけどな〜。有名になって、今は車が通れるくらいの道になった。上に行くと、運が良ければ神戸のポートタワーまで見えるで〜」と言っていた。ここは、地元の人にとって誇りなのだ。

13時20分 お食事処為ちゃん到着
この時間だったら空いてると思ったのに、なんとすべて売り切れで閉店だった。ショック!
前回に引き続き2回目の返り討ちである。食事はあきらめ、建水分神社を参拝して帰ることにする。
建水分神社には久しぶりにやってきた。ここはやっぱり別格である。空気が違う。ゆっくりと参拝した。今日はここで引き返そう。
そのまま山を下るとコンビニがあり、軽い食事をとった。ここはイートインがあるので座って食べられる。今日のコースに来て食事ができないときは、ここが定番になりつつある。食べて、少し元気が復活。あとは秋の空と秋の風を満喫しながらゆっくり帰ろう。石川ルートまで戻ってきたが、サイクリストはだいぶ少なくなっている。午前中は多かったが、みんな帰ったのかな?

15時30分 自宅到着
心地よい風を感じていたら、いつの間にか着いていた。涼しかったからなのか、あまり疲労感は無い。

今日の写真

今日の走行距離:63km

それにしても気持ちの良い1日だった。良い景色は人を幸福にする。そんな気がした。伝統を大切に生きている人を見ると、つくづく「羨ましいなぁ」と思ってしまう。私が、これから大切に引き継いで行かないといけないものなんだろう?
長年武道で学んできた、日本人の伝統である「感謝」、「誇り」、「思いやり」かも知れない。どう引き継いでいくかは、日々の生活態度を見てもらうくらいしか思いつかないが…
そんなことを考えた1日であった。

 

2022年9月11日日曜日

淀川サイクリングロード(9月11日)

外は快晴、雲一つない空。ほんとは、今日は10月からの仕事の準備をしようと思っていた。しかし、「走りに行くべきだ!」と天の声が聞こえる。と、勝手に都合の良い解釈をして出発準備を始める。仕事の準備は、夜頑張ろう。煩悩の塊である私は、晴天の誘惑にあっさり負けてしまうのであった。
今日の予想最高気温は34度。もう1回真夏ライドができる。日差しが強そうなので、アームガードとレッグガードは付けて行こう。

9時45分 自宅出発
家の用事をしていたので出発が遅れてしまった。これは仕方がない。今日は久しぶりに淀川サイクリングロードを走ろうと思う。
自宅から内環状線を北上し豊里大橋に向かう。途中でお稚児さんを乗せた祭りの一団とすれ違ったが、残念ながら写真を撮るチャンスを逃してしまった。悔しい〜。

10時35分 豊里大橋到着
サイクルロードを見るとマラソンのスタッフがいる。今日はランナーに気をつけて走らなければならない。ランナーのゼッケンを見ると、「セプテンバーえきでん」と書いている。仮装して走っている人もいる。皆さん楽しそうである。途中に折り返し地点があり、そこからランナーがいなくなった。少し安心。
サイクリングロード横のグランドは、野球、サッカー、ラグビーで、みんな走り回っている。そんな姿を横目で見ながら、時折写真を撮ってゆっくりと進む。今日はこの暑さのせいか、河川敷の公園にほとんど人がおらず、スポーツをしている人か、我々サイクリストのみがいる状態である。
先週は、秋の風を感じていたが、今日はその感じはない。体にくるのは熱風である。これでこそ真夏ライドである。と、一人で自己満足に浸りながら走っていると目的地が見えてきた。

12時10分 さくらであい館 到着
写真を撮ったり、知人からのメールに返答したりで、到着が結構遅くなってしまった。
相変わらず、ここはサイクリストだらけである。
恒例のアイスクリームを食べてから補給食でエネルギーを補充。日陰でゆっくりと休憩もできたので今日はここで折り返すことにする。夕方には家に戻り、買い物に行かないといけないからである。嵐山まで行きたいところであるが、今日は我慢しよう。

13時 さくらであい館出発
来た道をゆっくりと戻る。帰りも秋の風は全く感じない。相変わらずの熱風である。この夏、炎天下を走る機会が少なかった私へのご褒美なのか?
夏の日差しを堪能しながらゆっくりと戻る。
途中、河川敷公園のトイレで休憩した際に、すぐ横にある水道で顔を洗って、ついでに頭から水をかぶった。その時、公園の管理事務所に人に「暑いな〜」と、声をかけられた。「今日は人が少ないですね」と言うと、「彼岸すぎるまではこんなもんやな。特に今日は暑いし」と言っていた。確かに今日は暑い。私のような物好き以外には迷惑な暑さかもしれない。

14時20分  豊里大橋到着
ここで少し休憩。
ここからは一般道を走るので、歩行者に気をつけながらゆっくりと帰ろう。

15時35分 自宅到着

今日の走行距離:75km

今日の写真

今日は、空が青かった。そして、本当に暑かった。でも、私は大満足である。この夏の忘れ物を取り返したような気がして得した気分である。
もうすぐ本当の秋がやってくる。それまでは、この暑さを堪能したい!

2022年9月4日日曜日

法隆寺・朱雀門(9月4日)

すっきりとした目覚めである。空は雲一つない。昨日のゲリラ豪雨とは打って変わって良い天気。そして、今日の予想最高気温は33度。真夏がもう一度戻ってきた。こんな日こそ、走ることがふさわしい。と、1人で勝手に納得しながら準備を始める。
直射日光がきつそうなので、アームガードとレッグガードは付けていくことにしよう。

10時 自宅出発
先週より1時間遅い出発になってしまった。例によって、昨日の稽古の後、ビールをしこたま飲んで爆睡したからである。昨日の稽古は非常に快調だった。ダメージもなく気持ちよく終えることができた。
そんなことを考えながら走っていると大和川に到着。昨日のゲリラ豪雨の影響か、大和川はだいぶ濁っている。草ボーボー状態は先週と変わっていない。違うのは日差しである。真夏の日差しは本当に爽快だ!
柏原市役所前に到着したが、そのまま直進して奈良方面に向かう。今日は、久しぶりに暑い奈良を走ることにしよう。
河川敷のルートを外れて国道25号に合流。ここからは車の往来が激しく非常に注意が必要なルートである。日差しは強いが、風はすっかり秋の風。爽快だー!

11時20分 法隆寺到着
久しぶりにやってきた。観光客は、まばらである。日陰を見つけてしばし休憩。
水を買ったがゴミ箱がどこにもない。持ち運ぶしかないのか。経口補水液のドリンクを作ってペットボトルは持ち運ぶことにした。
ここからは、法起寺経由で朱雀門に向かうことにする。法起寺に到着したが、コスモスは全くない。考えたら当たり前。月末から10月がピークかな。そんなことを考えながら朱雀門を目指す。慣れない道なので何回も間違えたが、秋篠川沿いの自転車道を見つけてそのまま進む。薬師寺や唐招提寺があるが、今日は素通り。そのうちに何とか朱雀門に到着。

12時45分  朱雀門到着
ここに来たのは久しぶりである。以前はよく犬を連れて平城宮跡界隈を散歩したものであるが、最近はあまり来ていなかった。もう少し涼しくなったら、老犬を連れてきて散歩させよう。
それにしても、ここに来た時にいつも思うのは、「空が広い」ということである。心が解放される気分だ。本当に爽快!
腹も減ったので、売店横のテーブルで補給食を食べることにした。こんな炎天下で、外で食べている人は誰もいなかった。私はいい気分であるが、おかしな人と思われているかも知れない。腹も落ち着いたので、トイレ休憩を済ませて、そそくさと出発することにした。今日は夕方に車のディーラーに行く用事があるので、あまり長居することができない。残念である。
今度来る時は車で輪行して、ここを拠点に走ってみるのも面白いかもしれない。奈良は見所がたくさんある。

13時20分  朱雀門出発
秋篠川沿いの自転車道を南下する。薬師寺、唐招提寺には今度来るときに寄ることにしよう。雲が多くなってきたが、暑さは変わらない。これでこそ自転車日和である。先日友人が、炎天下を走りたいと書いた私のことを「頭がおかしくなったのでは」と言っていたが、そんな事は無い。いたって正常である、と思っているのは私だけかもしれないが…

14時20分 法隆寺到着
午前中は人が少なかったが、この時間帯は修学旅行の学生が多数おり賑やかである。とりあえず木陰で休憩。あとは自宅まで帰るだけなので、ちょっと長めの休憩をしよう。
ゆっくり休憩して出発しようとしたが、アイスクリームが目に入った。煩悩のおもむくままに購入。美味い。最高!

14時40分 法隆寺出発
空が曇って来た。昨日のような黒い雲である。願わくば、ゲリラ豪雨に遭わないようにしたい。
国道25号に入り、車に気をつけながらゆっくり走る。走っていると冷気を感じた。道路の室外計は29度。ここは涼しいエリアなのかもしれない。しかし、それも一瞬だった。だんだん暑さが戻ってきた。
走るにつれてドリンクは全部飲み干し、喉が渇いてきた。自販機を見つけて缶コーヒーを一気飲み。缶コーヒーを飲むのは、昨年の四国遍路以来である。甘いものが美味い。

16時10分 自宅到着
ゲリラ豪雨が心配だったが無事に帰宅した。

今日の走行距離:76km

今日の写真

今日は久しぶりに真夏ライドを堪能した。非常に爽快だった。やっぱり走るのは炎天下が良い。
久しぶりに奈良を走ったが、大阪の山間部とは違う爽快感があった。輪行も視野に入れて、もう少し機会を増やしたいものである。